111 三里塚

反対同盟が団結旗開きを開催

会場にあふれる結集のなか農地死守を決意

 

 一月一一日、新年デモを前に、三里塚芝山連合空港反対同盟は午前一〇時に東峰神社に集まり、しめ縄の交換を行なった。

 反対同盟と支援は一〇時三〇分に南台の畑に集合した。太郎良さんが行動提起をして、二〇二六年最初のデモに出発。市東さんの農地を守り抜くぞ! 第2の開港プロジェクト反対! 空港拡張反対! 成田軍事空港粉砕! 全体でシュプレヒコールを行いつつ、市東さん宅前の開拓組合道路までデモを行なった。

 デモ終了後、団結旗開き会場の芝山町福祉センター「やすらぎの里」に移動。

 会場には、反対同盟の想定を超える二〇〇名が集まった。全員が席に着くことができず、センター内の別室に第二会場が設営された。大型モニターに旗開きの映像が映され、ともに参加する形になった。

 一二時に、木内敦子さんと宮本麻子さんの司会で、団結旗開きが始まった。

最初に伊藤信晴さんが反対同盟を代表して主催者あいさつを行なった。伊藤さんは、耕作権裁判の一審判決は、農地の特定ができないことを無視して農地を取り上げるとんでもない論理だと弾劾した。空港会社の新滑走路計画で用地取得が進まない中、その「用地内」では今年も水田の準備に入っている農民がいることを報告。さらに、反対同盟の空港拡張差し止め訴訟に周辺住民三〇名が新たに加わることも報告した。この状況を積極的に捉え、成田軍事空港粉砕、農地死守、実力闘争の基本原則を守って市東さんの農地決戦を闘い抜くと表明した。

続いて萩原富夫さんが「闘争宣言2026」を読み上げた。一九六六年七月の反対同盟結成から六〇年を迎えるにあたり、三里塚闘争六〇年を勝利的に闘い抜いてきたことを確認。空港会社の空港拡張計画は「第2の開港」プロジェクトと銘打っているが、金儲け優先で農村を破壊するものだと厳しく批判。空港拡張差し止め訴訟、夜間飛行差し止め訴訟を闘う方針を確認した。トランプ政権のベネズエラ軍事侵攻、高市政権の「台湾有事」発言を弾劾し、成田軍事空港粉砕、反戦・反基地闘争、反差別闘争、反原発闘争を闘うことを宣言した。耕作権裁判控訴審闘争、3・29芝山現地闘争を具体的方針として提起した。

市東孝雄さんが乾杯の音頭に立ち、新年のあいさつを行なった。自らの農民としての正義の確信を鮮明にして、今年の闘いに臨む決意を述べた。勝利を誓って、杯を上げた。全体が乾杯した。

連帯あいさつが行なわれた。動労千葉、三里塚関西実行委、弁護団の大口弁護士、遠藤弁護士が発言した。

 「いなこば」とパギやんの演奏が行われ、飲食とともに盛り上がった。その後も旗開きに結集した様々な団体の発言が続いた。

 共闘団体発言のなかで、統一委員会を代表して登壇した同志は、次の二つのことを中心に話した。一つは、戦争と排外主義の時代にプロレタリア国際主義を貫いて闘い抜くこと、とくに韓国民衆、フィリピン人民、大陸、台湾の中国人民との直接的な共同行動の意義を確認した。二つには、分党を宣言した部分が党建設から脱落した事実を明らかにした上で、改めて三里塚闘争を闘い抜く決意を述べた。とくに日々の援農、産直、現地攻防が重要であることを再確認し、現闘、行動隊を支えて闘うことを表明した

 最後に、反対同盟歌を参加者全員で歌った。

 まとめと行動提起を太郎良さんが行なった。年頭の旗開きに二〇〇名が結集した意義を強く確認した。この力を3・29芝山現地闘争にも発揮しようと訴え、改めて大結集を呼びかけた。闘争勝利に向けて、全体で団結ガンバローを行なって、終了した。