■『戦旗』1689号(2026年4月5日号)

【読者からの手紙】
差別排外主義に抗いスタンディング
事前学習会でも活発に意見交換


さる三月七日に差別排外主義に抗うスタンディングが京都の三条商店街のアーケード前で一二時半から十四時まで行われました。事前に準備したプラカードに、外国人、セクシャル・マイノリティ、セックスワーカーへの差別に反対する訴えが表現され、急遽イスラーム差別に反対するプラカードも用意されました。

スピーチでは、入管法改悪、名古屋入管で死に至らしめられたウィシュマさんの話、米帝並びにイスラエルによるイラン攻撃、ガザでのジェノサイド、セックスワーク差別セクシャル・マイノリティ差別などが語られました。スタンディングに対する周囲の反応も良く、お茶の差し入れをしてくれる方もいました。差別・排外主義的な言説が再生産されるなか、今後も差別・排外主義に抗う行動を実施していきたいです。

その前の週の二月二四日には、スタンディングに向けた事前学習会が行われました。入管ゼロプラン、セクシャル・マイノリティ、セックスワークについて、それぞれの担当者が発表を行い、皆で質疑や議論をしました。

入管ゼロプランの発表では、日本が政治や経済に大きく左右される中で外国人を労働力として受け入れ、どのような差別や暴力を加えてきたのかについての歴史や、収容所や入会法改悪などの問題点、入管に関する最新のニュースなどについて解説されました。

セクマイについての発表では、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、パンセクシャル、トランスジェンダー、ノンバイナリー、アセクシャル、アロマンティック、フィクトセクシャルなどのセクシャリティについての簡単な解説や、トランスジェンダーやノンバイナリーを中心としてセクマイがどのように差別されているかの解説、日本でのセクマイ解放のための取り組みやセクマイをめぐる政治状況などについて解説されました。

セックスワークについての発表では、セックスワークの犯罪化によってセックスワーカーが危険にさらされる可能性が高まることや、セックスワーク否定の根底にある家父長制や純潔思想の問題点、女性が主体として考えられていないこと、現代の結婚の現実などから見たお金を介在させたセックスだけがダメとされることのおかしさなどについて解説されました。

発表が終わったあとの意見交換では、新規参加者の方もおり、さまざまな立場からさまざまな意見を交わすことができたので、充実した学習会でした。

第一回目のスタンディングが行われたあとの三月一二日には、有志による直前の呼びかけで、スタンディング第二弾が行われました。

トランスジェンダー、ノンバイナリー、アセクシャル、アロマンティックへの差別、イスラームや外国人差別、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃への反対を訴える文字を書いたプラカードを用意し、地面に立て掛けたり手で持ったりして、通行人に訴えました。途中、こちらにグッドサインを向けて、「フリーパレスタイン!」と叫んでいく通行人の方もいらっしゃいました。立ち止まってプラカードを眺めて行く通行人の方などに対して、今度三月二四日に行う『アセクシュアル アロマンティック入門』(松浦優著、二〇二五、集英社)の読書会の案内ビラも渡すことができました。その際に、通行人の方と私たちの活動や考えについてお話しすることもでき、街中の人たちと対話する良い機会になったと思います。

今世界では、帝国主義諸国による反イスラームや反社会主義の思惑が、侵略戦争というかたちで如実に現れています。それに伴って、差別や排外主義を生み出す社会規範や天皇制イデオロギーも、ますます強化されているように思います。現代社会の構造の根本的変革の第一歩として、まさに今世界で起きている侵略戦争や植民地主義に反対の意志を表明し、すでにここにいる私たちへの差別をやめさせるためのこのような取り組みを今後も皆で地道に続けていきたいです。(AWCユース関西会員)