■『戦旗』1691号(2026年6月5日号)

5・12 千葉
「強制収用」に反対し千葉県庁デモ
空港拡張差止裁判を闘う


五月一二日、千葉市にある千葉県庁前の羽衣公園で、三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する強制収用反対集会とデモが行われた。

空港拡張のための土地買収が九割に達しない中、成田空港会社は利権がらみの地元の空港建設推進派を動員しつつ強制収用方針をこの春に公表した。これに対して、反対同盟はこの策動を許さない取り組みに立ち上がった。反対同盟と支援の発言の後、千葉地裁までのデモ行進が行われた。

続いて、千葉地裁での空港拡張差止裁判の傍聴闘争が取り組まれた。裁判官三人の交代を受け、原告の反対同盟弁護団が意見陳述を行い、裁判を起こした理由を述べた。
被告の国および空港会社との間での争点は大きく二つある。

一つは、航空法第三九条第二項「当該空港等又は航空保安施設の設置によって、他人の利益を著しく害することとならないものであること」の「他人の利益」とは、財産権のみ(国と空港会社)なのか、それとも、財産権だけでなく生命と健康に関する基本的人権も含む(反対同盟弁護団)のか、という点だ。

もう一つは、これと関連して、財産の無い人に原告としての適格性があるのか(原告)、ないのか(被告)という点だ。加えて、反対同盟弁護団は、限界を超える騒音のひどさ、強制収用方針の不当性を弾劾した。

次回は九月八日午前一〇時三〇分だ。引き続き傍聴しよう。