■『戦旗』1692号(2026年7月5日号)
資料
フィリピン民族民主戦線からの連帯メッセージ
以下に、四月一二日に開催された共産同(統一委員会)政治集会に寄せられたフィリピン民族民主戦線(NDFP)からの連帯メッセージを掲載する。
帝国主義戦争を打ち破り、社会主義の大義を前進させよう
NDFPから共産主義者同盟への連帯メッセージ
共産主義者同盟の政治集会の開催にあたり、フィリピン民族民主戦線(NDFP)はフィリピン革命運動全体を代表して、貴同盟への熱い連帯のメッセージを送ります。
今日、世界はアメリカ帝国主義の攻撃の激化に直面しています。トランプがここ数カ月に開始した侵略戦争――進行中のイランへの攻撃からベネズエラやキューバへの介入に至るまで――は、末期的な資本主義の瀕死の状態を明らかに露呈しています。
アジア太平洋地域では、この絶望と攻撃性は、米国の指揮下での急速な軍事化の進展として具体的に表れています。「第一列島線」に沿った軍事同盟の強化は、アメリカ帝国主義の利益にとって現在最大のライバルである中国に対する包囲、介入、そして戦争準備のための基盤として機能しています。
私たちはとりわけ、この戦争機構における日本帝国主義の役割の拡大に警戒しています。フィリピンで実施されるバリカタン演習に約一〇〇〇名の日本軍部隊を派兵するという計画は、危険なエスカレーションです。日本軍の戦闘部隊がこのような大規模軍事演習に積極的に参加するのは今回が初めてです。これらの演習は大規模な戦争シナリオを想定しており、フィリピンをこの地域における帝国主義的軍事作戦の前線基地としてさらに強化しようとするものに他なりません。
同時に、極右・高市政権は、アジア太平洋地域での米国の戦争挑発の動きに日本をかつてないほど近づけています。高市は、海外派兵と本格的な再軍備を合法化するために、日本の平和憲法、とりわけ第九条の改定を執拗におし進めようとしています。この動きは、日本の帝国主義が戦後の制約を脱ぎ捨て、積極的な軍事大国として再び台頭し、過去の侵略によって長年苦しんできたアジアの人々を脅かす、危険な転換点を示しています。
フィリピン人民は、日本の軍国主義がもたらした壊滅的な結果を痛いほどよく知っています。第二次世界大戦中、日本の占領下で、私たちフィリピン人民は、虐殺、強制労働、性暴力、そしてコミュニティー全体の破壊といった、広範囲にわたる残虐行為に耐えなければなりませんでした。この時期に受けた苦しみは、私たちの集団的な記憶に深く刻み込まれ、あらゆる形態の帝国主義の侵略と戦争に断固として抵抗する私たちの姿勢を支え続けています。
フィリピン人民は、共産党が率いたゲリラ部隊・フクバラハップ(日本帝国に対する人民軍)を通じて、日本の占領に対して断固たる武装抵抗運動を展開しました。農民と労働者を基盤としたこの人民軍は、占領軍に強力な打撃を与え、フィリピン各地で日本の支配を弱体化し、最終的に打ち破る上で決定的な役割を果たしました。この誇り高き抵抗の伝統は、一八九六年のスペイン植民地主義に対する革命、アメリカ植民地時代の武装抵抗、そして今日に至るまで続くアメリカ帝国主義支配に対する長期にわたる抵抗運動へと続く、より長く連続する闘争の一部です。私たちは、この豊かな革命の歴史からインスピレーションを得て、民族的・社会的解放のための闘争を続けています。
現在、アメリカ帝国主義とアジア太平洋地域のその同盟国は、大規模な戦争の準備を進めているだけでなく、フィリピン共産党の絶対的な指導の下で新人民軍が展開している武装闘争を打ち負かすために連携した取り組みを強化しています。軍事援助、「対反乱」作戦、情報共有、合同演習などを通じて、アメリカ帝国主義は革命勢力と抑圧され搾取されたフィリピン大衆のあらゆる形態の抵抗を鎮圧しようとしています。この弾圧は、フィリピンに対する支配を強化し、反動的な武装勢力が強化される帝国主義間対立、とりわけ中国との対立の激化に集中できるようにしようとするものです。この文脈において、軍国主義に反対する闘争は、この地域における人民運動と革命闘争を防衛することとしっかりと結びつけられなければなりません。
私たちは、フィリピンを米国の前線基地として利用することに強く反対します。ますます拡大する軍事協定によって可能になった日本軍の参加は、人民の主権と平和を犠牲にした、海外での戦闘作戦の常態化と日米軍事同盟の深化を意味しています。
この点に関して私たちは、共産主義者同盟と日本の労働者階級の皆さんの、軍事化とアジア太平洋地域における米日帝国主義の戦争計画に対する揺るぎない闘争を称賛します。皆さんの抵抗、とりわけ沖縄などでの反米軍基地闘争は、帝国主義戦争に抵抗する人民の意志の力強い表明です。
フィリピンの革命勢力は、帝国主義の戦争と軍国主義との闘いにおいて、日本の同志たちと肩を並べています。私たちの闘争は、共通の敵、および、民族解放と社会主義への共通の熱望によって結びついています。フィリピンにおいて、私たちは自らの革命闘争を遂行し、大衆を動員し、人民戦争を前進させることによってのみ、帝国主義とその反動勢力を打ち破り、世界プロレタリア革命の進展に貢献することができるのです。
私たちはまた、フィリピン革命運動と日本の共産主義者同盟との長年にわたる協力と連帯の歴史を誇りに思います。数十年にわたる共同闘争、交流、そして相互支援を通して、私たちはプロレタリア国際主義という共通の原則に基づき、結束を強めてきました。この揺るぎない関係は、今日の帝国主義による戦争と反動という喫緊の課題に立ち向かうための協力関係を深める確固たる基盤となっています。
国際連帯万歳!
米日帝国主義を打倒しよう!
社会主義に向けた闘いを前進させよう!