■『戦旗』1692号(2026年7月5日号)

6・7 大阪
原発のない社会の実現めざして
雨のなか1100人が結集して集会・デモ

六月七日、「原発のない明日を! 全国集会inおおさか」が、うつぼ公園を会場にして開催された。あいにくの雨模様だったが、「老朽原発うごかすな! 実行委員会」が主催したこの取り組みには、関西を中心に全国から約一一〇〇人が集まった。

実行委員会を代表して主催者あいさつを行った福井県小浜市の中嶌哲演さんは、「原発依存に暴走する現在の状況は、福島原発前の状況と酷似している」と警鐘を鳴らし、「原発のない明日をめざす声と行動の輪を広げていこう」と訴えた。

井戸謙一弁護士は、今年に入って発覚した中部電力による浜岡原発でのデータ捏造事件を厳しく批判した。井戸さんは、それが中電だけの問題ではなく、内部告発があるまで不正を見抜くことができなかった原子力規制委員会の問題でもあることを指摘した。そして、訴訟と市民運動の双方で粘り強く原発廃炉に向けて運動を続けていこうと呼びかけた。

原子力発電に反対する福井県民会議の事務局長で、福井県若狭町に住む石地優さんは、原発施設内での使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の問題について話した。使用済み核燃料の貯蔵場所がなくなれば、原発を運転することはできない。関西電力をはじめ各電力会社は使用済み燃料プールが満杯に近づくなかで、乾式貯蔵施設の建設によってそれを突破しようとしている。逆に、乾式貯蔵施設の建設を阻止することで、原発を止める展望をつくろうと、石地さんは訴えた。

福島からは、「原発いらね! ふくしま女と仲間たち」の黒田節子さんが発言した。黒田さんは、今も様々な場所で高い放射能線量が検出されるなかで、それを隠して欺まん的な「福島復興」をおし進める政府を鋭く批判した。

この他にも、福井や名古屋の反原発運動、政党や労働組合からのアピールがあった。鹿児島、宮城、青森の反原発運動からは音声メッセージが届けられた。

集会後、参加者は御堂筋通りを通ってなんぱに向かうデモ行進で、反原発を訴えた。