■『戦旗』1692号(2026年7月5日号)

5・26~28 東京
日本とフィリピンの軍事協力強化を許すな
マルコス来日と日比首脳会談に抗議行動

フィリピンのマルコス・ジュニア大統領が国賓として五月二六日から二九日にかけて来日した。二七日は天皇の歓迎行事と宮中晩さん会に出席。二八日には高市との首脳会談が行われた。

「台湾有事」を見据えた米帝主導の対中国包囲網である「第一列島線」における軍事態勢強化の柱として、日本とフィリピンの軍事協力がここ数年飛躍的に強まっている。昨年発効した日比間の円滑化協定(RAA)に続いて、今年一月には物品役務相互融通協定(ACSA)が締結された。

今回の首脳会談ではさらに、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結交渉の開始が打ち出された。日比の「準同盟化」がますますおし進められようとしている。

このような状況の下、フィリピン大統領の来日と日比首脳会談に反対する連続した取り組みが、BAYAN日本支部とフィリピン人権擁護団体日本支部の呼びかけで行われた。

二六日にはフィリピン大使館に近い六本木で、二八日には赤坂の迎賓館付近で、街頭アピール行動が取り組まれ、AWC関東準備会も参加した。

抗議行動では、各団体の旗が掲げられ、日比の軍事協力強化、フィリピン国内での国軍による人民虐殺、高市政権の戦争突撃体制づくりを批判する参加者の発言が続いた。

日本政府はフィリピンとの軍事協定の締結だけでなく、それを利用して自衛隊のアジア派兵の飛躍的な拡大に乗り出している。今年のバリカタン演習には実に一四〇〇名の自衛隊部隊が派兵された。日本はまた、護衛艦やミサイルなど、フィリピンへの武器輸出をおし進めようとしている。

フィリピン民衆と連帯し、強まるますます日比軍事協力と闘っていかなくてはならない。