■『戦旗』1694号(2026年9月5日号)

7・14 京丹後
Xバンドレーダー基地の騒音問題
京都連絡会など四団体が申し入れ

米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会は七月一四日、米軍基地建設を憂う宇川有志の会、米軍基地反対丹後連絡会、米軍基地いらない京都府民の会と共同で、京丹後市への申し入れを行った。

京丹後の米軍Xバンドレーダー基地周辺では、発電機によるレーダーの稼働がもたらす低周波騒音被害が再び大問題になっている。

発電機による低周波騒音被害は二〇一四年のレーダー稼働開始直後に大きな問題となり、いくつかの対策を経て、最終的に二〇一八年に騒音を発生させない商用電力が基地内に導入されることになった。その後、発電機の稼働は「緊急時に限る」とされてきた。

しかし、米軍は「メンテナンス」などを理由にしばしば発電機を動かしており、今年に入ってそれが顕著に増加している。今年の発電機の稼働は、六月末までに日数にして半分以上となり、とりわけ六月の発電機の稼働は実に計二四日間に及んだ。近隣の住民は昼夜を問わず発生する低周波騒音に苦しめられている。

こうしたなかで、上記四団体は、京丹後市が住民の立場に立ち、騒音問題の解決に向けて積極的に行動することを求める申し入れを行った。京丹後市からは総務部長と基地対策室長が対応した。

丹後連絡会の方が司会を担い、基地のある宇川地区の住民である「憂う会」代表の増田光夫さんが冒頭発言を行った。増田さんは京丹後市が市民団体の申し入れに誠実に向き合うことを強く要求した。

その後、京都連絡会から申し入れの趣旨説明が行われた。住民の「安全・安心」が現実に脅かされている事態を京丹後市が真剣に受け止め、米軍・防衛省に毅然とした態度で臨み、①発電機の稼働の理由を明らかにさせること、②四月の「訓練」を理由にした発電機の稼働について、その「訓練」の内容を明らかにさせること、③発電機の夜間稼働を中止させること、が強く訴えられた。

この日の京丹後市の応答は決して十分と言えるものではなかった。しかしその後、七月末に市長が現地視察と住民からの聞き取りを行い、八月初旬には上京して防衛省に対して京丹後市としての緊急申し入れを行った。このように状況には一定の進展があり、今後の推移が注目される。