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   安倍政権打倒の全人民政治闘争を牽引し

  実力闘争と反帝国際主義派の左派共闘の強化を


    
              

 ●1章 朝鮮情勢と左派の課題

 4・27南北首脳会談「板門店宣言」と6・12米朝首脳会談は、朝鮮半島・東アジアの核戦争危機を回避した。歴史的な情勢の転換が動き出した。南北と在外の朝鮮人民による営々たる自主的平和統一の闘いが、これを引き出した原動力である。われわれは南北・在外の朝鮮人民の闘いを断固支持し、朝鮮戦争の終結=米朝間の平和協定と国交正常化を実現させなくてはならない。そのためにも、日帝・安倍政権による朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国と略)への敵視政策・経済制裁、並びに日米軍事一体化による朝鮮半島・アジアへの侵略反革命戦争策動を絶対に許してはならない。同時に、かつての日帝の朝鮮植民地支配―南北分断化やアジア侵略戦争における全ての被害犠牲者に対して、日本政府の謝罪と戦後賠償を徹底的に行わさせる課題も求められている。元日本軍性奴隷制の被害者に戦後補償を行い、欺瞞的「日韓合意」は破棄しなくてはならない。天皇をはじめとする侵略責任者の処罰や、過ちを繰り返さない歴史教育なども重要である。日帝本国の労働者人民は、日本政府に、日朝平壌宣言に基づく日朝国交正常化を速やかに行うよう闘っていかねばならない。
 現在の東アジア情勢において根本的に問われていることは、日米帝国主義による朝鮮半島・アジアにおける侵略反革命(核)戦争や新自由主義的経済侵略を正面から阻止する闘いである。われわれは、南北・在外の朝鮮人民の反帝・自主的平和統一の闘い、アジア各地人民の反帝闘争、彼らと国際連帯を実際に闘い、差別排外主義を粉砕し、日米帝国主義を打倒する労働者人民解放闘争を前進させていこう。
 朝鮮戦争の終結、朝鮮半島の非核化―在韓米軍撤去問題などをめぐる歴史的転換期において、反帝国際主義派・左派勢力が主導権を発揮していかねばならない。反戦反基地、アジア米軍総撤収―自衛隊派兵阻止、新自由主義反対など、反帝国際共同闘争を進め、実際に具体的に構築していこう。

 ●2章 安倍政権打倒を牽引しよう

 安倍右翼反動政権は危機にある。森友・加計疑獄、公文書改竄、財務官僚の女性差別事件、自衛隊日報隠蔽などに対して、虚偽工作と責任転化、さらに「拉致問題」など共和国敵視・排外主義を強調し、安倍は延命を画策している。歴史的な反動諸攻撃を国会延長で独裁的に強行した。八時間労働制解体・労基法改悪となる「過労死促進・残業代ゼロ」の「高プロ」導入やペテン的「残業時間規制」の「働き方改革法」を強行採決。農業・医療福祉保険・労働・環境安全などに関する規制を新自由主義的に破壊し、独占資本の食い物にするTPP法。カジノ合法化のIR法。自民党の露骨な党利でしかない参院六増法、などだ。
 これに対して、労働者人民闘争に依拠できない野党の立憲民主党・日共などは、反動諸法案阻止・安倍政権打倒の実力行動をせず、国会内で中途半端な「追及」でお茶を濁す始末である。全人民の怒りをもって、安倍政権の不正腐敗・悪辣さを徹底的に暴露し、追及し、労働者・青年・被抑圧人民・被差別大衆による実力決起を粘り強く組織する左派・反帝国際主義派・街頭行動派が飛躍していかねばならない。左派・反帝国際主義派こそが、安倍政権打倒の全人民政治闘争を断固牽引していくべき局面である。

 ●3章 今後の戦略的課題

 戦略的課題の第一は、反帝国際主義派と左派を拡大し、安倍政権の反人民的攻撃を実力阻止する闘いの強化である。反帝国際主義潮流の「アジア共同行動(AWC)日本連」などは六月アジア共同行動を成功させた。京都、山口、福山、神戸、静岡、名古屋、首都圏など、各地で総勢数百名を集めた。沖縄・辺野古新基地建設阻止、京丹後米軍Xバンドレーダー基地撤去、空母艦載機が移駐した岩国基地やイージス・アショア萩むつみ配備反対闘争、横田基地・木更津基地のオスプレイ配備を阻止する闘いなどを確認。朝鮮戦争終結、アジア米軍総撤収、自衛隊派兵阻止、九条改憲阻止を決意した。また韓国文在寅政権の下で、反戦反基地、反核、反貧困と闘う韓国青年活動家との連帯を深めた。
 左派共闘において、この間、米朝会談などの情勢分析や反帝反資本主義の運動論・政治闘争路線が深められた。「安倍たおせ! 反戦実」や「戦争・治安・改憲NO! 総行動」など左派潮流が相互に連携し、反戦反基地国際連帯・街頭行動を方針化している。
 夏季から秋の安倍政権打倒行動を左派で闘おう。戦争-改憲、天皇制・差別排外主義を粉砕する左派・反帝国際主義派の潮流を強めよう。
 第二は、辺野古新基地建設阻止の決戦―8・17土砂埋め立てを総力で阻止する闘い、市東さんの農地強奪を実力阻止する三里塚闘争の前進、各地の原発再稼働阻止の現場闘争や上関原発新設阻止など、各現場の決戦攻防を実力行動によって闘っていこう。
 第三には、左派労働運動、青年運動、被抑圧人民・被差別大衆の解放運動を前進させ、新たな階級闘争構造建設をかち取っていくことである。ともに闘わん。



 

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