G7広島サミット粉砕!
日米韓の核共有体制と日帝の核武装を許すな
米帝―バイデンは核兵器を廃絶し
被爆者・被爆二世・三世に謝罪と賠償を
被爆二世解放委員会
●世界を分断し命と暮らしを破壊する強盗会談G7サミット
本年五月一九日から二一日にかけてG7広島サミットが開催されようとしている。G7とは、フランス、米国、英国の核保有国とドイツ、日本、イタリア、カナダ(議長国順)の七か国並びに欧州理事会議長及び欧州委員会委員長が参加して、毎年開催される国際会議だ。気候変動や環境破壊、原油高騰、金融危機、食料・農業危機、戦争と貧困、原発問題など、様々な危機を作り出してきた張本人とも言うべき国々だ。その被害を最も直接に被っているのが南半球を中心とした新興国とりわけ先住民族であり、新自由主義によってその命と暮らしが破壊された。その犠牲の上にG7諸国は、自らの富を築いてきたのだ。
●G7広島サミットは、アジア・インド太平洋の安全保障体制の枠組み作りだ
今回のサミットは、G7に加えて、韓国、インド、オーストラリア、インドネシア、クック諸島、コモロ、ブラジル、ベトナムの八か国とオンライン参加のウクライナ及び7つの国際機関を招待している。
日帝―岸田は、「法の支配でつながる連帯の輪」を合言葉に、中国・ロシア・朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)を敵視して、ウクライナ情勢をも利用しながら、NATOのような安全保障体制の枠組みを、「自由で開かれたインド太平洋」に作ろうとしている。「台湾有事」を積極的に作り出しアジア太平洋の侵略戦争につながるこの動きを、決して許してはならない。
またG7広島サミットの会場である宇品は、旧日帝軍隊がアジア侵略戦争を行った第五師団の出撃拠点だった。日清戦争では、広島城に大本営も置かれ、天皇が広島に来て指揮を執った。宇品が軍都・広島の兵站拠点の最前線であったことをしっかりと意識しよう。
●ロシアによるウクライナ侵略戦争反対 日米帝、NATOにも責任がある
昨年二月二四日、ロシアはウクライナ全土にわたる侵略戦争を開始し、一年以上を経た今も継続している。ロシアは、即刻侵略戦争を止めよ! ウクライナ民衆の民族自決の闘いを支持する。私たちは軍事支援ではなく、世界の民衆の戦争反対の声で、ウクライナ戦争を止めよう。
同時に、私たちは米帝をはじめとするNATOによる東欧への軍事同盟拡大の動きが侵略戦争の誘因となったことを忘れてはならない。米帝やNATOのウクライナへの軍事援助が戦争の長期化と犠牲の拡大をもたらしていることを強く非難する。日帝―岸田は、ウクライナに行き、ゼレンスキー大統領と会談して、必勝と書いたしゃもじを渡した。命を軽んじ、戦争を煽る行為だ。英帝は本年三月二〇日、議会上院でウクライナに主力戦車「チャレンジャー2」とともに、「劣化」ウラン弾を供与することを明らかにした。「劣化」ウラン弾は放射性物質を使った核兵器である。これに対抗してロシアは、ベラルーシに戦術核を配備すると発表した。どちらも許すまじき行為だ。
●被爆地ヒロシマ開催は、米帝の原爆犯罪を隠蔽するもの
今回、G7議長国である日帝が広島を開催地に選んだのは、民衆の反戦・反核運動とりわけ被爆者・二世・三世の原爆被害を許さないという怒りを過去のものにして押しつぶすためだ。
日帝―岸田は、「唯一の戦争被爆国」を売り物にしながら、ロシア・中国・共和国の「核の脅威」をことさらに強調している。本年一月一四日の日米首脳共同声明で日帝―岸田と米帝―バイデンは、「ロシアによるウクライナでのいかなる核兵器の使用も人類に対する敵対行為であり、決して正当化され得ないことを明確に述べる」と言及した。
同じことを、広島・長崎への原爆投下を未だ正当化している米帝―バイデンに対して、まず岸田首相は言うべきだ。実際に戦争で核兵器を使用したのは米帝なのだから。米帝―バイデンが、被爆地広島・長崎に足を踏み入れることを、決して許してはならない。米軍は一九四五年八月六日広島に、八月九日長崎に、街全体を破壊し、住民を大量虐殺するために原爆を投下したのだ。
二〇一六年五月、米帝―オバマが広島の平和公園に侵入し「七一年前、雲一つない明るい朝、空から死が落ちてきて世界は変わった……」と演説をした。オバマは、原爆投下を他人事のように演説し、被爆者に謝罪すらしなかった。米帝の広島・長崎への原爆投下という人道上許すことのできない戦争犯罪を決して隠蔽してはならない。
私たちは訴える。米帝―バイデンは、被爆者・二世・三世に謝罪し、賠償し、核兵器の全てを廃棄しろ!
●被爆地ヒロシマの平和教育の解体を許すな
広島市教委が二〇二三年度から、平和教材の「ひろしま平和ノート」から漫画「はだしのゲン」を削除する方針を示した。被爆者の原爆を投下した米帝への怒りや被爆の実相が余す所なく表現されているこの漫画を削除するなどとんでもないことだ。また広島市教委は、中学生向けの「ひろしま平和ノート」から焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の記述も無くそうとしている。
被爆者団体や教職員組合・市民団体などは決定を撤回するよう市教委に要望した。
米帝が広島・長崎への原爆投下(核兵器使用)という戦争犯罪を行い、さらに水爆実験による多くの被爆者を生み出し殺したこと、マーシャル諸島を放射能で汚染して今も人類の住めない場所にしている事実を伝えなくてはならない。米帝の核抑止力に頼り、核兵器禁止条約も批准せず、原爆被害の隠蔽を図る日帝―岸田を許してはならない。
●核抑止戦略の強化に繋がるG7広島サミット粉砕!
今回、米帝を始めとする核保有国と大国が被爆地広島に集い、これまで以上に核抑止力にもとづく軍事同盟を強化することで、世界支配を強めようとしている。ロシア・中国・共和国の核は悪くて、アメリカ・フランス・イギリスの核は良いということは決して無い。核に人格などなく、核兵器を持てば、核使用の危険性が必ず生まれる。
二月一六日より陸上自衛隊や米海兵隊が九州・沖縄周辺で、離島防衛を目的とした共同訓練「アイアン・フィスト」を実施している。海上自衛隊と米海軍は二月二七日、岩国市の米軍岩国基地沖で初めて共同訓練をした。海上自衛隊呉基地を母港とする輸送艦おおすみと米海軍のドック型輸送揚陸艦グリーン・ベイなどが参加した。
自衛隊は、米帝主導のもとG7及びNATOに参加する同盟国軍と共に連日のように軍事演習を繰り返している。そして、日帝―岸田は安保関連三文書の改定を閣議決定して敵基地攻撃能力を確保することで、ミサイル配備をも画策している。このミサイルに核兵器を搭載するのではないかと危惧する。既に、奄美や宮古・八重山諸島には自衛隊のミサイル部隊の駐屯地がつくられており、「台湾有事」を積極的に作り出そうとしている。これは、米軍の矛となって琉球弧を再び戦場にしようとしているのだ。また、核抑止力を維持・強化するために、米国の核態勢に関する情報を共有するための日米韓三カ国の政府高官が参加する核抑止協議体がつくられようとしている。これは、核共有の道であり、絶対に許せない。
●日帝―岸田の原発回帰と汚染水の海洋放出許すな
日帝―岸田は、昨年八月二四日、六〇年超えの老朽原発の再稼働や新規原発建設の道へ踏み込んだ。核兵器の材料となるプルトニウムを恒常的に確保するためだ。3・11福島第一原発事故は、今も収束していない。日々労働者が被ばくしながら収束作業にあたっている。日帝―岸田は、高濃度の放射性物質を含む一二五万トンのALPS汚染水を海洋放出しようとしている。韓国、中国、ロシア、サウジアラビア、スペインなどが海洋放出に反対している。日帝―岸田は、G7広島サミットに太平洋諸島フォーラムの代表や、国際原子力機関の代表を招待して、放射能の影響を過小評価して、この海洋放出を押し通そうとしているのだ。
決して許してはならない。 闘う仲間の皆さん、戒厳令下のG7広島サミットに対し、国境を越えた民衆の連帯で戦争反対・核廃絶・被爆者解放を実現しよう!
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