新年メッセージ                                                     ホームへ

2018年1月

■2018年の年頭アピール 人士・闘う仲間から

●二月名護市長選絶対勝利を！         ヘリ基地反対協議会　共同代表　安次富　浩さん 　「戦旗」読者の皆さんに連帯の意を込めて新年のメッセージを送ります。 　今私たちは、辺野古新基地建設を止めるため、道交法・公妨などを乱用した県警機動隊の弾圧も恐れず、作業車阻止座り込み行動を連日継続しています。また、海上においても、抗議船やカヌーを作業現場に近づかせないためのフロート（阻止ライン）と海上保安庁のゴムボートによる弾圧排除と対峙して闘いを展開しています。 　政府・安倍政権は工事を強引に進めることで、県民に「あきらめろ」という「印象操作」を狙っていることは明らかです。しかし、翁長県知事、稲嶺名護市長の行政権限があるため、埋め立て工事に踏み込むことはできません。 　確かに沿岸部の比較的やり易い箇所からの基礎的工事は行われていますが、最近判明した大浦湾の断層問題は、脆弱な地盤に滑走路を造ること自体がいかにずさんな計画であったかを証明するものです。米カリフォルニア州では、過去のサンフランシスコ大地震の教訓から、断層上への公共施設建設を禁止しています。日米の二重基準（ダブルスタンダード）を私たちは今後も強く暴露・弾劾していかねばなりません。 　それ故、二月四日執行の名護市長選挙は重大な意味を持つ選挙です。十一月知事選も見据えた沖縄の命運をかけた重大な政治課題です。断じて負けられません。今年は現場での闘いと同時に、選挙闘争・政治闘争も一体的に推し進め、「オール沖縄」の団結で分断攻撃を打ち破り、安倍政権と闘っていくことが重要です。 　私たちは、今後とも「弾圧は抵抗を呼び、抵抗は友を呼ぶ」（故瀬長亀次郎）のごとく、「非暴力・不服従」の抵抗闘争を力強く推し進めます。永田町や霞ヶ関に、沖縄の未来を委ねるわけにはいきません。自己決定権、平和的生存権の確立、国際的な支援・連帯運動の拡大をもって闘い抜く決意です。勝利めざし今年も共に闘いましょう。   ●アジア民衆とともに朝鮮戦争反対・改憲阻止！        アジア共同行動日本連絡会議　共同代表　鴨居　守さん 　昨年安倍自公政権は朝鮮民主主義人民共和国（以下「共和国」と略す）のミサイル開発に伴うミサイルの発射に対し、米帝国主義の共和国への恫喝・帝国主義戦争準備を全面的に賛美し、米帝の対応を利用しながら危機感を煽り、Ｊアラート称する防空演習に国民を巻き込みながら国民を共和国との戦争への協力へと誘導しようとしています。一方、安倍政権の強権的政治手法を背景とした行政の推進の中で必然的に起こった、森友・加計学園問題にみられる安倍政権の腐敗を野党から追及されるや、真相解明・答弁から逃げまくり、臨時国会開会冒頭に国会を解散し、野党を分裂させ衆議院選挙に勝ってきました。 　二〇一三年「特定秘密保護法」、二〇一五年の「安全保障法制」、二〇一六年の「共謀罪法」の強行採決・施行そしてＪアラートを利用した国民に対する「戦争準備」への動員と、安倍自公政権の侵略戦争できる国づくりはますます露骨になってきています。 　一方、この安倍政権は経済政策として黒田日銀総裁の大幅な金融緩和（＝博打経済化）を「アベノミクス」と称し推進するとともに、打ち上げ花火のように内閣がかわるごとにスローガンを掲げているが、働く者の生活が上向くどころか、ますます経済格差は拡大してきており、かつＴＰＰや労働法の規制緩和等新自由主義政策を押し進るなか、防衛費を増額し・企業減税を行う一方、社会保障費抑制にみられるよう、世界企業保護と侵略戦争に耐えうる体制づくりを進めています。 　そして、安倍首相は衆議院選挙での勝利にのり自民党に憲法改正の促進を指示し、国会での憲法九条改悪発議、国民投票でいつでも日本自体が侵略戦争に乗り出せるような憲法を制定しようとしています。 　このような政策を押し進める安倍政権に対し、沖縄県民は衆議院選で「戦争ＮＯ！　基地撤去！」の意思を明確にしめしました。また、岩国で・京丹後で・神奈川で・横田で市民・労働者の米軍基地反対の闘いが粘り強く行われています。 　統一委員会の皆さん、読者のみなさん、米帝の朝鮮侵略戦争反対！　安倍自公政権の朝鮮侵略戦争反対・憲法改悪反対！　新自由主義政策反対！の旗を高く掲げ闘いを前進させましょう。 　そして、アジア・日本民衆とともに、憲法改悪阻止、特定秘密保護法・安全保障法・共謀罪法廃案、侵略戦争体制反対、アジアから米軍基地撤去、新自由主義政策阻止・ＴＰＰ反対、労働者・人民からの強搾取反対、脱原発・福島の被害者の命を守るため多くの人を組織し、闘い抜く決意です。私たちとともに闘いましょう。