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                                                                   2019年1月
委員会、戦線からの決意

   


    
 

 ●戦争と貧困に対決し安倍政権打倒する労働運動を

  中央労働運動指導委員会


 本二〇一九年、全国の同志・友人の皆さんに共に闘う決意を中央労働運動指導委員会から明らかにする。
 第一に、日帝の改憲発議攻撃と全力で闘い、全人民的政治闘争の爆発で安倍政権を打倒していこう!!
 改憲策動は、敗戦帝国主義として歴史的制約を突破して、自衛隊を侵略反革命軍として海外派兵し、統治形態の暴力的転換で労働者人民の弾圧統制を狙う「歴史的転換」攻撃である。
 この攻撃と対決するために、①沖縄新基地建設・辺野古埋め立て強行に対して「オール沖縄」の闘いに連帯して断固阻止していこう! ②天皇代替わり攻撃と六月大阪G20を全人民決起で粉砕しよう! 新天皇ナルヒト即位と対決する日比谷メーデーの大結集をかちとろう! ③共謀罪先取り攻撃である全日建関西生コン支部弾圧は、産業政策闘争・団体交渉・団体行動を封殺する攻撃だ。階級的労働運動への壊滅攻撃であり、戦争総翼賛体制づくりだ。断固反撃していこう!
 第二に、貧困格差の拡大と過労死強要の安倍「働かせ方改革」を許さず、職場から階級的な大反撃を開始しよう!!
 ①「八時間働けば暮らせる社会を! 大幅賃上げをかちとろう!」を掲げる19けんり春闘を闘おう。全国キャラバン運動・ブロック行動を実現し、大衆的職場闘争を基軸に勝利かちとろう! 「働き方推進一括法」が本年四月一日施行される。時間外労働上限(月四五時間・年三六〇時間)が法定された。全国の職場において、労働者代表選挙を民主的にかちとり、36協定をめぐる上限規制遵守の大衆的たたかいを巻き起こし、高度プロフェッショナル制度をはねかえそう。非正規労働者への差別許さず、諸手当て等の均等待遇を実現しよう。法定最賃全国一律一五〇〇円と企業内最賃アップをかちとろう。フリーランス等の「雇用によらない働き方」導入という労働者保護法制の解体攻撃と対決しよう。
 ②「改悪入管法」許さず、技能実習制度の廃止と、移住労働者との共生共闘をかちとろう!
 ③今後の闘いの課題として、解雇の金銭解決制度、裁量労働制の適用拡大を阻止していこう!
 第三に、アジア共同行動(AWC)と岩国・労働者反戦交流集会実行委員会を支持して、安保沖縄闘争・反戦反基地闘争を国際主義で闘いぬこう。ともに勝利せん!!


 ●「改憲・戦争・天皇制」攻撃粉砕!全国学生の決起で安倍打倒

  中央学生組織委員会


 激動の二〇一九年を迎えるにあたり、安倍政権による「改憲・戦争・天皇制」一体の攻撃を粉砕するたたかに立ち上がることを訴えます。
 安倍政権は「森友・加計」疑獄に追い詰められながらも延命してきた。その結果、防衛予算の増額や米国製戦闘機の大量購入、空母の導入といった侵略戦争のできる軍隊づくりが進行した。外国人労働者の使い捨てとしての入管法改悪が強行された。去る一二月一四日には、辺野古の土砂投入が強行された。絶対許せない暴挙だ。
 なぜ安倍政権は延命し、軍事拡張と沖縄抑圧が継続しているのか? その理由のひとつは、中国や朝鮮民主主義人民共和国への軍事的「脅威」論をばらまき、韓国(民衆)に対する反感を煽動するような政策を安倍政権が採用していることにある。だが、日米安保を格段に強化して中国との緊張を高めているのは誰か? 朝鮮半島が和解と平和へ進んでいるのを妨害しているのは誰か? 元「徴用工」や元「日本軍慰安婦」に謝罪も賠償もしないで放置してきたのは誰か? 自民党政府だ。いまや東アジアにおいて安倍政権こそが最大の「脅威」であり、平和にたいする阻害物なのだ。
 その安倍政権が今年、天皇代替わりや東京五輪開催を最大限利用して、いよいよ改憲攻撃に踏み出そうとしている。われわれは絶対にこれを許さない。「天皇代替わり儀式」粉砕と改憲阻止の国会闘争をともにたたかおう!
 辺野古新基地建設を絶対阻止しよう。「土砂投入」を宣伝しても、工事そのものに展望はない。現地で実力阻止しよう。また沖縄連帯集会を様々な大学でおこなおう。
 三里塚闘争は、いよいよ市東孝雄さんの農地取り上げ阻止の決戦を迎えた。農民の命である農地を強制的に奪うやり方は、一貫した成田空港建設のやり方だ。決戦本部にかけつけ、反対同盟とともに阻止しよう。
 すべての闘いの基盤となるのは、大学の学生自治や表現の自由を守り発展させる闘いだ。ビラまきすら認めない弾圧が各地で吹き荒れているが、それへの抵抗も全国に拡大した。高い学費で多くの学生が負債を背負い苦しんでいるが、それを乗り越えるための活動が始まった。われわれは学生、青年の意識的な取り組みを断固支持しつつ、アジア、とりわけ韓国の青年学生との連帯を促進していく。ともに闘おう!


 ●辺野古新基地建設阻止の闘いは安倍改憲―戦争攻撃粉砕と一体

  
沖縄労共闘

 二〇一九年新年において沖縄労共闘は、全国の同志・仲間に不退転の決戦アピールを発する。
 日帝―安倍は、昨年末、辺野古土砂投入を強行した。また辺野古・高江弾圧で山城博治沖縄平和運動センター議長らの控訴棄却を下した。さらには、三里塚・市東孝雄さんの異議審裁判で強制執行の不当判決も下した。この反革命攻撃を断じて許さない。
 辺野古決戦は大きな山場を迎えている。沖縄「県」の行政指導も無視したなりふり構わぬ違法工事と土砂投入の強行は、日帝―安倍の危機感の表れである。大浦湾側の軟弱地盤は、活断層とも重なり深刻な状況にある。高さ制限抵触もそうだ。沖縄―「本土」を貫く総力決起で、埋め立ての既成事実をつくり分断と屈服を図らんとする野望を、安倍もろとも打ち砕いてやろうではないか。
 天皇代替わり―改憲・戦争攻撃に突き進む安倍は、五年以内の普天間基地の運用停止の閣議決定をも反故にし、従来の「普天間基地の危険性除去=辺野古唯一」どころか、「辺野古は日米同盟の為ではない。日本国民のためだ」と言い放った防衛相岩屋発言にも明らかなように、対中国を想定した琉球弧の軍事ラインの構築に躍起となっている。
 宮古・石垣・与那国―奄美への自衛隊基地建設や米海兵隊想定の自衛隊水陸機動団、最新鋭ステルス戦闘機F35B導入を想定した護衛艦「いずも」の空母化が加速している。まさに辺野古新基地はその侵略反革命拠点として建設しようというのである。辺野古新基地建設阻止の闘いは、まさに日帝・安倍の改憲・戦争攻撃粉砕の闘いと一体であり、日帝・安倍打倒の重要な環である。
 わが沖縄労共闘は、辺野古新基地建設阻止現地実力阻止闘争の飛躍的強化にさらに全力で奮闘する。辺野古新基地建設阻止の課題と同時にあらゆる政治課題に敢然と決起し抜く。沖縄―三里塚・福島、岩国・京丹後・横田を結ぶ階級攻防前線・戦線を拡大し、朝鮮―アジア人民との国際反戦共同行動をもって、日帝―安倍打倒へ登りつめよう! 琉球処分から一四〇年、侵略と抑圧の歴史を解き放ち、沖縄解放の年、「平成最後の年」を日本帝国主義と天皇制の最後の年として歴史に刻み込もうではないか!


 ●市東さんの不退転の決意に応え強制執行攻撃に全力で立ち向かう

  日本反帝戦線三里塚現闘団


 昨年一二月二〇日千葉地裁裁判長高瀬順久は請求異議裁判の反動判決を下した。徹底的に弾劾する。空港会社は「円卓会議」において、大木よねさんに対する強制代執行を謝罪とともに、強制手段をとらないことを約束している。高瀬は空港会社の約束や謝罪を無きものにし、よねさんに行った、残虐な強制執行を市東孝雄さんに対して再度行うことを容認した。
 われわれは、反対同盟と弁護団を先頭に二年にわたり請求異議裁判を闘い抜いてきた。市東さんの正義は満天下に明らかとなった。市東孝雄さんは、父東市さんの後をついでしっかりと農地を守り抜いてきた。天神峰で産直を営み生きてきた。市東孝雄さんはいかなることがあろうとも、この地で生きていく、と決意を明らかにしている。われわれは、その決意にしっかりとこたえ、強制執行攻撃に全力で立ち向かう決意を打ち固めよう。いかなる弾圧も撃ち破り、三里塚闘争勝利に向けて闘おう。
 われわれは、芝山、多古、成田など地域住民に対して、署名をよびかけ、パンフ、同盟ニュースを配布し、千葉情宣も行ってきた。国会前など各地の集会にも登場した。天神峰カフェへの参加も呼びかけてきた。国策と闘いぬく人々の巨大なうねりを作り出していこう。全国で闘いぬく同志・友人の皆さん、三里塚現地へ結集し、反対同盟とともに決戦を闘いぬこう。
 また、「第三滑走路建設計画」、「北側への滑走路一〇〇〇メートル延長」、「早朝・深夜便の時間延長」という空港機能強化策を許してはならない。六〇〇戸に移転を強制し、二〇〇〇戸を騒音地獄に叩き込む無謀な住民無視の攻撃を許してはならない。東峰・天神峰の「用地内」農家に対するたたき出し攻撃のより一層の激化を許してはならない。断固粉砕しよう。石毛博道、石井新二、芝山町長相川など空港推進派を許すな。
 反戦の砦=三里塚闘争を守りぬこう。沖縄をはじめ全国の反戦反基地闘争と三里塚闘争の結合、さらに反原発闘争を強く結び付けて闘いぬこう。安保粉砕―沖縄解放を掲げて闘いぬこう。
 安倍政権打倒の大きなうねりを作り出していこう。国際主義の内実を打ち固め、日本、韓国、アジアをはじめ、全世界で闘われている軍事基地撤去の闘いとの結合を推し進めよう。三里塚現闘団は内乱拠点の防衛・発展に全力を傾注してたたかう決意です。決戦勝利、日帝―安倍政権打倒を、本年もともに闘い抜こう。


 ●農地強制執行阻止、辺野古決戦の最前線で闘い抜く

  統一委員会行動隊


 三里塚芝山連合空港反対同盟・市東孝雄さんの農地の強制執行をめぐる請求異議裁判に関して、千葉地方裁判所は昨年一二月二〇日、「強制執行は不当ではない」とする反動判決を打ち下ろした。これに対して反対同盟・決戦本部はただちに天神峰での「座り込み」に突入し、強制執行攻撃に実力で立ち向かうその姿勢を明らかにした。現在、控訴審の開始までの一時的な強制執行停止の仮処分が勝ち取られているが、事態の本質は何ら変わっていない。
 したがって、三里塚現地に常駐し、反対同盟に連帯して、反帝国主義闘争の拠点としての三里塚闘争を守り発展させていくことをその重要な任務の一つとしてきたわれわれ統一委員会行動隊にとって、二〇一九年の闘争任務は鮮明である。すなわち、この国家権力と成田空港会社による市東さんの農地の強制執行攻撃との対決を、自らの課題としてその最前線に立って闘いい抜くことである。
 われわれはまた、強制執行攻撃に対する反対同盟と現地支援勢力の敢然たる闘いが、日帝ブルジョアジーが推進する新自由主義攻撃の一環としてある成田空港機能強化策によって更なる犠牲を強いられる空港周辺住民を揺り動かし、全国の闘う人々との連帯の新たな発展をつくりだしつつ、三里塚闘争の新たな発展の道を切り拓くであろうことを確信している。
 そのような三里塚現地での闘いをしっかりと遂行しつつ、同時にわれわれは、全国の様々な闘いの現場に立ち続けるであろう。日帝・国家権力の打倒に向けた全人民政治闘争の発展を現場の闘いの先頭に立つなかから切り拓いていくことこそ、われわれ行動隊の任務である。
 とりわけ、われわれは沖縄人民の自己解放闘争の圧殺を狙う安倍政権の辺野古での土砂投入―新基地建設策動を許さず、辺野古現地での闘いに決起していく。そして、今年の日本階級闘争の焦点となる安倍政権の「改憲・戦争・天皇制」の攻撃に対する闘いの最前線に立ち続ける。それはまた、アジアおよび全世界の労働者階級・被抑圧人民と連帯するわれわれのプロレタリア国際主義にもとづく実践でもある。
 統一委員会行動隊は、自国帝国主義の打倒とプロレタリア社会主義革命の実現に向けた階級闘争の前進を、現場の闘いの中からつくりだしていくために奮闘する決意だ。


 ●戦争と差別攻撃を跳ね返し、障害者解放―日帝打倒

  侵略反革命と闘う障害者青年同盟


 全国の精神障害者、障害者、健全者の同志、友人の皆さん!
 侵略反革命と闘う障害者青年同盟より、二〇一九年年頭アピールを送ります。
 安倍政権は、いよいよ天皇代替わり―改憲攻撃をもって戦争への道をひた走っている。差別排外主義への動員を推し進め、障害者差別―抹殺をくりかえす日帝を打倒しよう!
 二〇一六年七月二六日、相模原市の「津久井やまゆり園」で一九人の障害者が虐殺された。日帝国家権力は、差別虐殺の全責任を被告一人に負わせる一方、障害者抹殺の原因を究明するということではなく、精神障害者から「社会を防衛する」との観点を全面化させる方向へ集約せんとしている。地域監視網の強化をチラつかせて精神保健法の改悪を目論んでいることを許してはならない。
 二〇一八年一月三〇日、「優生手術」と称して不妊手術を強制されたとして宮城県の女性が国賠訴訟を起こした。「不良な子孫の出生を防止する」として、多くの障害者が差別され殺されてきたことを忘れてはならない。国家による謝罪と補償を断固勝ち取ろう!
 優生保護法による強制不妊手術は約二万五千人が受けたとされる一方、個人が特定されたのは三〇三三人である。約12%しか特定できない中で、しかも本人が名乗り出てくる障害者のみを「救済」するという。裁判においては、謝罪もせず、原告の障害者に責任をなすりつけ、名乗り出た一握りの障害者だけにお金を渡して問題の幕引きを図ろうとしたのである。絶対に許してはならない。
 中央省庁における障害者の雇用水増し問題で、第三者検証委員会は二〇一八年一〇月二二日、検証結果を関係府省連絡会議に報告した。報告書は、各省庁が「法定雇用率を達成させようとするあまり、範囲や確認方法を恣意的に解釈していた」と認定した。検証委員会の報告は、偽善に満ちている。その後の各省庁の障害者雇用をめぐる状況が依然として何も変わらないどころか、一層の差別的状況が明らかになったのが何よりの証拠である。貧困と格差の拡大が進行し、社会保障制度の崩壊的状況は目をおおうばかりである。
 一切の戦争と差別攻撃を跳ね返し、障害者解放―日帝打倒をかちとろう。共に闘わん!


 ●アジア民衆と連帯し核廃絶と国家補償に基づく被爆二世の援護を

  被爆二世解放委員会


 昨年、私たちはアジア民衆と連帯して反戦・反核・反原発・被爆者解放運動を全力で闘い抜いた。二〇一九年も昨年の闘いを糧に、更に発展させていく。
 第一に、脱核運動を発展させている韓国民衆と連帯して8・6広島青空式典を日韓同時行動として成功させた。全国から多くの被爆二世が集い、世界中から戦争も核兵器も原発も無くしていくことを誓い合った。また、原発被曝労働者のあらかぶ裁判支援を訴え、集会全体を貫いて核と人類は共存できないことを強く訴えた。今年も、8・6広島現地行動を闘い抜く!
 第二に、原爆や戦争の被害と加害を語り継ぐ運動を続けることだ。被爆者の多くが死去していく中で、被爆二世・三世が被爆者解放運動を引き継いでいくことが待ったなしで問われている。被爆二世・三世は、団結して被爆者運動を守りながら被爆二世(三世)運動の創出を勝ち取ろう。
 第三に、日帝の放射能被害の過少評価を許さない。私たちは全国被爆二世団体連絡協議会が二〇一六年から開始した被爆二世集団訴訟を断固支持する。この裁判は、早くも一つの山場を迎えている。それは、訴訟の争点が被爆二世への放射線の遺伝的影響をめぐる核心の部分へ入ったからだ。国は、被爆二世に放射線の遺伝的影響があることを証明するのは原告の側だと言うが、被爆二世(原告)は健康被害が生じるから援護の対象にすべきと言っているのではなく、遺伝的影響が否定できないから援護の対象にすべきと主張しているのだ。それは、現在ある被爆者援護法の被爆者健康手帳保持者の基準が、原爆症に罹っていることが条件なのではなく、放射線の人体への影響がある恐れがあること、つまり放射線の影響を否定できない立場に置かれた人を救済の対象にしているからだ。
 長崎の被爆体験者や広島の黒い雨地域の被爆者を被爆者として認めさせ、被爆二世・三世への国家補償に基づく援護を国に認めさせよう。そのためにも、被爆二世・三世の現実を知り支援することを多くの人々に訴える! 被爆二世集団訴訟に勝利するまで、共に闘おう!
 最後に、すべての原発の再稼動に反対し闘う! そして、新規立地としてある上関原発建設計画策動を絶対に許さない。三月の上関原発を建てさせない山口県民集会をはじめ、裁判などの支援に立ち上がる。共に、全ての原発を無くしていくために闘おう!