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                                                                   2011年11月
フランスG20抗議闘争資料

   以下の文章は、フランスG20抗議のニースで開催された人民フォーラムの主催者のあいさつを翻訳したものです。



      
   ■ニースの人民フォーラムへ、ようこそ

   


 フランスのG8G20連合は、四十を超える団体、協会、労働組合、社会運動が一緒に集まって、二〇一一年初頭から活動を行ってきている。それは、ニース地域や世界中からの数十団体の支援によって、G20フランス開催に沿いながら、市民全体の表現活動をあたえるであろうスペースを築くものである。
 五月のG8サミットと並行したル・アーヴルの対抗サミットの後、G8G20連合は、もう一度、世界中からの活動家をフランスに歓迎する。
 多様性をもって、G8G20フランス連合は、一つの確信を分かち合いたい。つまり、グローバル危機に直面しながら、G8とG20がこれまでその破壊的な結果と計画の不一致を展開しているが、彼らの解決策とは彼らがつくり出してきた危機に最も勢力的な正当性をおしつけることであり、私たちはこれを拒絶するということである。グローバル危機への民主的で正当な回答は、最も富裕な国々のリーダーたちからではなく、人民の彼ら彼女ら自身から生まれるのであることを、私たちは知っている。基本的人権や地球保全に関する全世界からの接近方法は、富の公正な分配、もうひとつの発展モデル、そして公共財の民主的管理を要求している。
 ニースの人民フォーラムは、世界中から約十年間にわたり、一方でますます最近になって、とくに地中海地域全体において展開されている、さまざまな抵抗闘争の集合と集中の参加をまた表現するものなのだ。
 ニースからリオへ、ダーバン、アテネ、チュニス、マルセイユを経由して、人民フォーラムがもう一つの可能な世界を築くために、代替案を討論し、私たちの提案を主張するために、彼ら彼女ら自身の決定権による市民社会団体と社会運動を強化するであろうことを、私たちは希望している。