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                                                                2015年12月
戦争法廃止 安倍たおせ! 12・12集会へ
反戦実呼びかけ



   
 安倍政権は、圧倒的多数の反対の声を踏みにじり、強行採決によって戦争法を成立させました。この暴挙に対する怒りはいささかも鎮まってはいません。むしろ安倍政権の暴走を絶対に許さない、たおすしかない、という労働者民衆の確信は一層強くなっています。
 労働者民衆の安倍政治への糾弾から逃げるために、安倍政権は、臨時国会の開会を拒否し、「アベノミクスの第二ステージ」として「新・三本の矢」なる無内容な政策を打ち出しました。介護や社会保障の領域でなんら財政的裏づけもない言葉だけの施策を並べています。来年の参議院選挙のための見え透いた演出にほかなりません。TPP合意や消費税増税、労働法制の改悪など、大資本の利益を優先し労働者民衆の搾取を強め貧困を強制する安倍政権の本性が一層明確になってきています。また戦争法の成立直後から、沖縄に襲いかかり、翁長知事の埋立承認取消処分を無効化し、埋め立て本体工事に着手しようとしています。
 辺野古の闘いは戦争国家化を阻止する闘いの最前線です。沖縄人民に連帯し、新基地建設を粉砕しましょう。
 戦争法の成立は、これから始まる具体的な戦争への動き・安倍政権との新たな闘いの始まりです。米軍支援や国際平和を名目に、自衛隊の海外派兵・米軍との共同作戦が公然と打ち出されてくるでしょう。それは必ず他国・勢力に対する脅威の扇動・敵視の排外主義キャンペーンと一体となってやってきます。
 この帝国主義による労働者民衆を戦争に協力・動員する常套手段ともいえる扇動・敵視の排外主義キャンペーンと対決し、戦争法の具体的な発動と闘っていかなくてはなくてはなりません。自国の侵略戦争と闘う困難性は、二十世紀の戦争の時代の教訓です。反帝国主義・国際連帯の思想と行動こそ安倍政権の戦争国家を打ち砕く労働者民衆の武器です。
 私たち「戦争法廃止! 安倍たおせ! 反戦実行委員会」は、今年三月、安倍の戦争法案を阻止するために、三十数団体・個人が考え方の違いをのり越え、対等の立場で結成したネットワークです。戦争法の成立から始まる新たな闘いにむけて名称を変更し、さらに仲間を増やし、戦争と貧困を労働者民衆に強制する安倍政権と対決する闘いを開始する決意です。
「戦争する国」の道をうち砕き、「成長戦略」の幻想を払拭して、脱原発社会、自然との共生社会、地域循環型社会、協同・連帯社会といった、人と人、人と自然の新しい関係を、国境を越えて創造していく、私たちの道を切り拓いていきましょう。
 十二月十二日(土)の集会は、戦争法廃止・安倍打倒に向けて多くの仲間の結集によって、反戦実の次の闘いへの出発を確認していく集会です。講師に東京新聞の半田滋さんをお招きして、戦争法成立からはじめる安倍政権の動向について講演をしていただきます。また反戦実の結成から九月国会前の闘いを総括し、これからの闘いの方針を全体で確認する基調を提起します。反戦実の旗の下に結集し、ともに闘うことを訴えます。



  賛同団体・個人

9条改憲阻止の会/派兵反対実/日雇全協/NO-VOX Japan(原隆)/情況出版/府中派遣村/同労働組合/戦争・差別・貧困と闘う学生グループ・あすじゃ東京/憲法を生かす北区市民の会/上智大学ボルシェヴィズム研究会/専大辺野古ゼミ/土浦第一高等学校全学共闘会議/日米安保終了通告の会/反安保労働者講座/伊達判決を生かす会/沖縄の自立解放闘争に連帯し反安保を闘う連続講座/沖縄文化講座/反原発ジグザグ会/アジア共同行動(AWC)首都圏/オリオンの会/荒木茂雄/芝崎真吾/檜鼻達実(基地撤去をめざす県央共闘会議)/吉田正司(沖縄一坪反戦地主会関東ブロック)/東風徹(市民自治をめざす1000人の会)/尾沢孝司/小山七面/奥村 岳志(ルポライター)/山口 智之(APFS労組委員長)/木村孝司(九条の会さいたま)/山中幸男(救援連絡センター事務局長)/大賀達雄(さよなら原発@めぐろ)/菅谷圭祐(豊島区シェアハウスりべるたん)/井筒高雄(元陸上自衛隊レンジャー隊員)/労働運動活動者評議会/反戦兵士と連帯する会/反戦反天皇制反原発静岡青年共闘会議/関東「障害者」解放委員会/静岡・改憲阻止の会/石渡博明(安藤昌益の会)/大越輝雄/坂本俊  (順不同)