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                                                                               2009年9月1日
■10・11 三里塚集会宣言   

  以下は10・11三里塚全国集会において発せられた集会宣言です。
  編集局の責任で、全文を掲載します。



      
  
集会宣言


 
 三里塚芝山連合空港反対同盟

 自民党の政治支配が人民の激しい怒りの前に崩れ落ち、民主党・鳩山政権が危機をさらに促進するこのとき、三里塚闘争は七一年代執行以来の大決戦に突入した。本集会は、敢然と農地死守・実力闘争を宣言する。

 10・22北延伸供用を満身の怒りをもってむかえうち、闘争破壊策動をこなごなに粉砕しよう。現闘本部撤去攻撃との闘いが緊迫の情勢に入った。政府権力と司法反動(仲戸川裁判長)は11・12裁判をもって結審を強行し、年内判決・建物破壊を策動している。市東さんの農地裁判は、やみくもな農地収用との実力決戦である。

 闘争四十三年、空港廃港こそが正義である。市東さんの農地をなにがなんでも守りぬこう。

 世界的な大不況のもと、航空需要の低落が成田空港を直撃している。暴力的な建設が招いた空港の欠陥が死重となっている。国際化する羽田に対抗しようと、「飛行回数三十万回(一・五倍化)」「二十四時間空港」など需要を度外視した空港整備を絶叫している。そのための「第3誘導路計画」と「へ」の字の緩和、危険な同時並行離着陸! ──権力・資本の生き残りのための農地強奪と生活破壊は、全労働者・農民の現実そのものだ。

全世界でストライキやデモの嵐が巻き起こっている。いまこそ闘う国際連帯を深めよう! 労働者・農民は分断をうち破り、団結して闘おう! 農地を取り上げ資本に渡す農地法改悪を弾劾し、FTA(自由貿易協定)に反対しよう! 道州制や裁判員制度などの改憲攻撃と闘おう! 「東アジア共同体構想」や成田の軍事化と闘い、戦争への道を阻止しよう!

 三里塚がその真価を発揮する時がきた。勝利への道は動労千葉とともに闘いとった労農連帯と、沖縄や北富士、関西を始めとする反戦・反核・反差別の幅広い市民運動、住民運動の発展にある。現闘本部撤去攻撃粉砕! 市東さんの農地を守る闘いに総決起することを訴える。

                                                                                 二〇〇九年十月十一日