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     11月20日 山口

    岩国でF35B戦闘機配備反対市民集会
        
     AWCや岩国反戦労働者実も参加
     

  
 十一月二十日、岩国市役所前広場にて、「もう我慢できない際限のない基地強化!F35B戦闘機配備反対市民集会」が取り組まれた。愛宕山を守る会をはじめとする地元四団体で作った実行委主催で、「総がかり行動やまぐち」が共催した。
 米軍は数年前から海外初のF35B戦闘機の岩国配備計画を明らかにしていたが、日本政府は一切認めてこなかった。が、夏以降、事態が動き始めた。
 八月二十二日に外務・防衛両政務次官が岩国市・山口県庁を訪問し、来年一月以降のF35Bステルス戦闘機配備を通告。
 十月末には福田岩国市長が米アリゾナ州の米軍ユマ基地を視察。
 十一月八日、村岡山口県知事が配備容認発言。
 同八日夕方米国内で飛行中のF35Bが出火するクラスA規模の重大事故の連絡。
 十一日に知事が受け入れ保留。
 事故の連絡は、県知事の受け入れ表明を待って意図的に遅らせ、十月に起きたことを十一月になって伝えたとしか思えないものだ。
 十一月二十九日には岸信夫外務副大臣と宮澤防衛大臣政務官が山口県と岩国市を訪問し、「安全性について問題ない」などの説明を行っている。
 そうした動きがある中で、緊急に集会が企画され、県内外から約七百名の市民が参加した。アジア共同行動(AWC)からも、地元山口を始め、福岡市や北九州市、遠く京都からも参加し、十二月の希望の祭や岩国集会のチラシ配布もしていた。関西の岩国反戦労働者実の仲間も参加していた。
 集会では主催者を代表して愛宕山を守る会代表の岡村寛さんが、F35B配備を強行しようとする日米両政府、及び山口県や岩国市の、住民の安全を一切無視した無責任な態度を徹底的に批判した。
 続いて集会に参加した大平よしのぶ衆院議員、県議、市議、団体が紹介された。山口県内各地の団体と共に、広島や岡山、また低空飛行訓練で具体的に被害を受けている島根県の団体も紹介された。広島県の廿日市市吉和の住民からは低空飛行訓練が早朝から夜中まで行われる凄まじい実態が報告された。AWC日本連や労働者実が京都から参加していることを紹介すると、会場から歓声が上がった。
 他にも、夏の参議院選に出馬した纐纈厚さんからの連帯メッセージ紹介があり、また米兵の犯罪を許さない岩国市民の会代表の大川清さんからF35B配備や艦載機移駐に伴う犯罪の増加への懸念が表明された。
 最後に市内をピースパレードをして集会は終わった。
 岩国市民は集会後も、愛宕山の見守りの集いの継続や市への申し入れなど粘り強く配備阻止行動を取り組んでいる。東アジア一の侵略の拠点化を阻止するために、岩国市民とともに闘おう!

 

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