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     4月1日 京都

   米韓合同軍事演習反対掲げ集会・デモ


  
 四月一日、「米韓合同軍事演習反対!東アジアの平和をめざす四・一京都集会」が午後二時から東山いきいき市民活動センターにおいて開催された。主催は、米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会やアジア共同行動・京都などの日本人団体十一団体、在日団体三団体(在日韓国青年同盟京都府本部、在日本朝鮮青年同盟京都府本部、在日本朝鮮留学生同盟京都地方本部)の共同呼びかけによる実行委員会であった。この集会には約百人が結集した。
 司会の開会あいさつの後、米韓合同軍事演習の映像、韓国・星州でのTHAAD配備阻止闘争の映像が上映された。それを受けて、実行委員会代表の大湾宗則さんが主催者あいさつをおこなった。大湾さんは、THAAD配備に反対する韓国の民衆との連帯、とりわけ昨年秋の星州への派遣団の経過をふりかえりつつ、沖縄であれ京丹後であれ、反基地闘争が勝利するためには国際連帯が決定的に重要なことを訴えた。
 続いて元在日韓国人政治犯で韓国問題研究所代表の康宗憲さんが講演をおこなった。康宗憲さんは、現在行われている米韓合同軍事演習が世界的に見ても最大規模の軍事演習であって、朝鮮民主主義人民共和国への先制攻撃を想定したものであることを厳しく批判した。そして、朝鮮半島・東アジアの戦争の危機の根底にあるものは朝鮮戦争が終結していないことにあると指摘し、問題を歴史的・構造的にとらえるべきことを提起した。この講演は、とてもわかりやすく問題の核心を突くものであった。そして、集会に参加したNO BASE!沖縄とつながる京都の会、アイ女性会議などの日本人団体からのアピールが行われた。在日団体からは、在日韓国青年同盟と在日本朝鮮留学生同盟からのアピールがおこなわれた。
 この集会は、米韓合同軍事演習に反対して開催された関西でほぼ唯一の集会・デモであった。そして、在日団体と日本人団体の共同行動という意味においても久方ぶりのものであった。朝鮮半島・東アジアの緊張がますます激しくなるなかで、このような取り組みをさらに発展させていかねばならない。

 

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