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     5月8日 東京

   米比合同演習への自衛隊の参加を弾劾

    AWC日本連が防衛省に抗議行動


  
 アジア共同行動日本連絡会議は五月八日、この日から始まった米比合同軍事演習バリカタン17への自衛隊の参加を弾劾して緊急の抗議行動を行った。
 自衛隊のバリカタン演習への参加は二〇一二年以来、二度目となる。今回の演習には統合幕僚幹部および陸海空の自衛隊より約十二名が参加している。また、オーストラリア軍も参加し、実質的な米日豪比の四軍合同演習として実施された。
 防衛省は今回の演習への参加について、「人道援助や災害救援における自衛隊の運用能力を高める」ためとしているが、それは口実にすぎない。その真の目的は、米国が他国との間で実施する合同軍事演習への参加の実績を積み重ね、米国をはじめとする諸国との共同作戦体制を強化し、自衛隊の海外への戦時出動に向けた地ならしをすることにある。抗議行動の参加者は、「人道支援」や「災害救援」に名を借りた防衛省・自衛隊による海外派兵強化策動を強く弾劾した。
 日本政府はこの間、フィリピンが中国との間で抱える南沙諸島問題などの領土・領海紛争を利用しつつ、フィリピンとの軍事協力をおし進めてきた。さらに、自衛隊のフィリピン駐留のための日比訪問軍協定の締結さえ策動している。それはフィリピンを橋頭保として自衛隊のアジア派兵・アジア駐留体制の確立を狙うものだ。
 安倍政権―防衛省は、沖縄・辺野古では海面の埋め立てに向けた護岸工事をおし進め、米国・トランプ政権と一体となって朝鮮民主主義人民共和国に対する戦争重圧を強めてきた。これらと並行して、東南アジアをめぐっては、米日比の軍事的連携をさらに加速させようとしているのだ。
 防衛省前に集まったAWC日本連の仲間たちは、このような策動を許さず、フィリピン人民と連帯して自国帝国主義による海外軍事出動とたたかっていく決意をそのアピールのなかで明らかにした。抗議申し入れ文が読みあげられ、防衛省に手交された。そして、「自衛隊の米比合同軍事演習への自衛隊の参加弾劾!」「日比訪問軍協定の締結策動を中止せよ!」「自衛隊の海外派兵をやめよ!」などのシュプレヒコールでこの日の行動は締めくくられた。


 

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