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■6・6 大阪 老朽原発うごかすな! 1300人結集 40年超え原発の再稼働阻止! 関西電力は、運転開始から四五年を超える美浜原発三号機(福井県美浜町)を、六月二三日にも再稼働すると発表した。この再稼働が強行されれば、国内初の四〇年超え原発の再稼働とななる。それは、運転期間を四〇年と定めた「四〇年ルール」を空洞化させ、各地の原発が「例外中の例外」であるはずの稼働延長を強行する先鞭をつけることになる。 菅政権は、一発電所につき最大二五億円を交付することで、これを後押ししている。危険な四〇年超え原発の再稼働を絶対に許してはならない。 六月六日、大阪市内のうつぼ公園で「6・6老朽原発うごかすな!大集会inおおさか」が開催され、一三〇〇人が結集し、老朽原発再稼動阻止の声をあげた。主催は、関西や福井の市民団体などでつくる集会実行委。 集会は、中嶌哲演さん(オール福井反原発連絡会)の、「昨年来、国と関西電力は再稼働に向けて猛烈な攻勢をかけ、福島原発事故が風化しつつあるが、三〇〇〇人を超える人が関電企業倫理を告発する運動に参加し、小口顧客の30%以上が関電との契約を解除するなど、新しい動きが始まっている。原発ゼロ法案を審議・制定する道を切り拓いていこう」という主催者代表のあいさつで始まった。 続いて、原発避難計画の問題点の指摘、廃炉訴訟や首都圏、福島からの怒りの報告、原発事故避難者、全国・関西各地の市民団体や労働組合の闘いの報告などが、メッセージの代読も含めて次々と行われた。 「美浜三号機の再稼働を許せば全国の原発だけでなく、韓国など世界の原発の四〇年超え運転の口実にもされる。あらゆる行動でこれを阻止しよう」という集会決議を採択し、実行委員会の木原壯林さんが「六月一一日、二三日の関電本店抗議集会、六月二三日の美浜町での再稼働阻止緊急行動に起とう」とアピール、御堂筋デモに出発した。 6・6大集会に連帯する行動が同日に、あるいは前後して、福井、仙台、奈良、名古屋、岐阜、山口などでも取り組まれた。 危険極まりない老朽原発の再稼働を阻止する闘いを強めていこう! |
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