共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

   
 ■3・1 沖縄
 第48回辺野古県民大行動に560人
 欺瞞的な砂杭打ち込み工事を許すな!





 三月一日、第四八回辺野古新基地阻止県民大行動が名護市キャンプ・シュワブ前で闘われた。主催は、辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議で、五六〇人超が結集して気勢をあげた。
 集会はシュプレヒコールで始まり、稲嶺進共同代表(元名護市長)が主催者あいさつを行い、玉城デニー知事からのメッセージが披露された。辺野古住民訴訟弁護団の中村昌樹弁護士、八重岳米軍通信所新設反対を闘う本部町島ぐるみ会議、新潟県立大学ゼミ、米軍性暴力事件抗議12・22県民大会実行委員会の伊良波純子共同代表(県女団協会長)の東京行動報告(戦旗第一六七四号参照)、国政野党沖縄選出国会議員団「うりずんの会」代表、さらに「県」政与党議員団代表らがそれぞれ発言した。
 会場のキャンプ・シュワブ前からは、大浦湾での砂杭打ち込み(SCP)作業船から突き出た三本の紅白印のついたパイプの上部が遠望できる。工事車両搬入阻止座り込み現場である新第四ゲートからは大小六隻が投入されたSCP船が見えるが、ほとんどが遊休化状態にある。冬の悪天候で不安定な海上工事現場では、一、二月と二週間で二度も作業員の骨折事故が発生。一月には油の流出も確認されている中、沖縄防衛局は「安全対策を確認した」として二月四日には工事再開を強行した。
 さらに昨年一一月から突如開始した宮城島からの土砂搬出について、沖縄防衛局は、申請図書記載に未掲載の平安座島石油備蓄基地(CTS)桟橋からのルートに変更し、沖縄「県」の「留意事項」違反での行政指導をも無視居直り、搬出を強行している。「軟弱地盤改良工事」の擬制的進捗だけを宣伝し、世論の分断と屈服を図ろうと策動する日帝・沖縄防衛局を断じて許すわけにはいかない。
 一方、二月一九日から三月七日までの期間で、対中国侵略反革命戦争を想定した日米軍事一体化演習「アイアン・フィスト(鉄の拳)25」が強行された。九州・沖縄の広範域で、日米あわせて前年の約二倍の過去最多となる約四〇〇〇人を動員。沖縄島では金武町ブルービーチでの上陸演習が「公開」され、キャンプ・ハンセンで実弾射撃訓練を行い、辺野古近海での艦船、上空ではヘリが飛び交い、戦場化への怒りも高まった。なお、宮古島では、陸自宮古島駐屯地創立六周年記念行事開催反対、電子戦部隊車両陸揚げ阻止抗議行動が展開され、石垣島では、米海軍ドック型輸送揚陸艦「サンディエゴ」と海自訓練支援艦「くろべ」の同時入港に対する抗議行動が展開された。
 集会は最後に、高里鈴代共同代表によるガンバロー三唱で、辺野古新基地絶対阻止、軍事要塞化阻止、戦争反対へ向けた固い決意の拳で集会を締めくくった。

 


Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.