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■3・11 東京 経産省前テント集会 日本原電前抗議行動 一四年目を迎えた「3・11」は、各地で反原発の集会・抗議活動が取り組まれた。石破政権による「第七次エネルギー基本計画」の閣議決定強行により「原発回帰」が叫ばれた直後であり、怒りの声も一段と高くなった。 経産省前行動 そうした原発政策の中心にいる「原発マフィア」と言われる経産省前でも集会がもたれました。主催はテント撤去後も一日の休みもなく座りこみを続ける「経産省テントひろば」です。歌あり、国会議員の発言あり、多彩な人達の発言ありで、とても内容豊かな集会でした。落合恵子さんは「敵がこんなひどいことをやってくるということは私たちもなにをやっても良いと言うことではありませんか」と、もう大衆的実力行使しかないことを訴えていたのは納得です。第三者機関といいながら原子力規制委員会は経産省の言いなりであり、今後の闘いは経産省に絞ってもいいと思わせる集会でした。 日本原電本店前行動 その後の一六時半から日本原電本店前での集会も取り組まれました。「東京に一番近い原発」である茨城・東海第二原発はまさに「3・11」には津波で被災し、電源が遮断され、爆発事故が起きてもおかしくなかった被災老朽原発です。原電は防潮堤を高く作り直して何とか再稼働しようとしました。しかし、なんと二年前に内部告発によって、欠陥工事でコンクリート充填不足や鉄筋の露呈、さらに海底軟弱地盤への打ち込み不足が明らかになっています。工事は中断され、規制委からは設計施工の見直しを要請される始末です。しかし原電は新たな施行設計を示すことができないので再稼働期日を二年三カ月、すなわち二〇二六年一二月に延期しました。しかしいまだに新案は出さずにいるのです。こんな技術力も資金力も安全性にも欠ける会社に原発を動かす資格はないという声が圧倒的です。茨城からは、杜撰な避難計画のため一審で再稼働を認めない判決を勝ち取った原告団長や再稼働に断固反対する茨城県議などが参加し、東海第二原発がいかに危険であるかということ、また最近中央制御室から火災を出すなど原電そのものが安全性の配慮に欠けた会社であることが徹底弾劾されました。「申入れ書」提出や署名提出行動がなされ、参加者と一体になった抗議行動が取り組まれました。「福島をわすれるな!」をあらためて想起し、反原発の決意を固める「3・11」行動でした。 |
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