共産主義者同盟(統一委員会)






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 ■3・31 福井
 関電は約束まもれ! 美浜集会




 三月三一日、「使用済み核燃料の行き場はないぞ 関電は約束まもれ! 美浜集会」が、福井県美浜町の関西電力原子力事業本部前で取り組まれた。全国各地から二〇〇名が結集して闘われた。主催は「老朽原発うごかすな! 実行委」だ。すでに本紙上でも報告したように、関電が福井県知事に「使用済み核燃料の中間貯蔵地を二〇二三年末までに福井県外に探す。探せなければ老朽原発を停止する」と約束したその日が三月三一日だ。抗議すべき日に必ず抗議行動を行うのは重要だ。一〇日前には一泊二日で、高浜町から敦賀市にいたる拡大アメーバデモ(チラシの各戸配布)も行われた。よく言われることとは違い、原発立地の住民の多くが「原発は無い方がよい」と考え、圧倒的多数は「四〇年超えの老朽原発再稼働反対」、昨年の能登半島地震以降は「原発推進」の声はほぼ皆無だと、申し入れ書には書かれている。これはアメーバデモ参加者が自分自身で聞き取ってきた地元の声をもとにしているから重みがある。この申し入れ書を平日で業務中の関電側に手交する時間を挟んで、全国からの参加者がマイクを握って発言する。県民との約束を関電は五回破り、今日は六回目という地元の方の発言があった。
 この日は右翼団体の宣伝カーが数台、聞くに堪えない暴言をがなりたてながら徐行運転で集会を妨害していく。ひどい交通妨害だ。近づいてくるたびに一斉にコールを上げて追い払う。地元福井からの発言に加えて関西各地と名古屋、東京……。「原発賛成」と叫ぶ右翼に向かって避難者の方が「3・11の時は右翼も逃げました」と反撃した。その避難者の方が、家族が壊れて行った経験を語る時、警備の警官たちまでがじっと聞き入る瞬間はすべての音が消えた一瞬だった。その後、美浜町内をデモし、町役場前では「美浜町は住民を守れ!」のシュプレヒコールをあげ、一日の闘いを締めくくった。

 


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