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1・7 日米安全保障協議委員会 共同発表を弾劾する ●1章 中国包囲の日米軍事同盟強化 一月七日、日米安全保障協議委員会(2+2)がリモートで開催された。参加者は、岸防衛大臣、林外務大臣、ブリンケン国務長官、オースティン国防長官であった。 岸田政権となって初めての2+2であったが、発表された共同発表文章は中国への批判・脅威の煽動とこれに対する日米軍事同盟の強化と対抗が貫かれている。中国への侵略反革命戦争態勢が一層強化され、東アジアにおける軍事的緊張の高まりに直結する内容となっている。 いわく「地域の平和と安定を更に損なう東シナ海における中国の活動」、「南シナ海における、中国の不法な海洋権益に関する主張、軍事化及び威圧的な活動」「新彊ウイグル自治区及び香港の人権問題」など一方的な中国批判を展開している。 現代世界の覇権国家アメリカ帝国主義を凌ぐ成長と拡大を続ける中国の台頭に対抗するために、米帝はかつてのような単独での軍事力の行使、侵略反革命戦争の発動を中国に対しては為しえないために、対中国の軍事同盟形成と軍事圧力を強化しようとしている。そのためアジアは米帝と中国との対立の最前線となっている。 日帝は、この米帝の動向を奇貨として、自衛隊の増強、改憲に踏み込み、階級支配を右から再編しようとしているのだ。朝鮮民主主義人民共和国や中国の脅威の煽動、韓国に対する蔑視煽動など、民族排外主義と一体となった戦争態勢構築の攻撃に対して、反帝国際連帯の旗を掲げ政治闘争を組織し闘っていかなくてはならない。 共同発表文章には、中国を念頭に「日本は、国家の防衛を強固なものとし、地域の平和と安定に貢献するため、防衛力を抜本的に強化する決意を表明」し、「米国は、日本の決意を歓迎するとともに、最近完了した『世界的な戦力態勢の見直し(GPR)』において表明したように、インド太平洋における態勢及び能力を最適化する決意を表明した」、「日米は、米国の拡大抑止が信頼でき、強靭なものであり続けることを確保することの決定的重要性を確認した」とある。 ●2章 日帝の軍大化と「同盟強化予算」 岸田政権は、この共同発表の合意に基づいて、今年中に安全保障戦略に関する主要な文書「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」の改定を行おうとしている。敵基地攻撃能力の保有に踏み込み、アメリカからの武器装備の爆買いと一層の日米軍事一体化を進めようとしている。 また、「同盟の即応性と抗たん性を高めるために日本の米軍への支援を拡大し、再編成することになる。それは、新たな在日米軍駐留経費負担(「同盟強靭化予算」)に係る実質合意及び特別協定」に合意したことだ。これまで「思いやり予算」として負担してきた経費負担を、「同盟強靭化予算」として看板をかけ替え、二〇二二~二〇二六年の五年間に一兆五五一億円負担することで合意した。 米軍の訓練のための「訓練資機材調達費」を新設している。 沖縄に関しては、辺野古新基地建設を「唯一の解決策」とし、建設継続を確認している。中国の人権問題をことさら強調しておきながら、沖縄の民意を踏みにじり民主主義を破壊する建設強行を容認する欺瞞を許してはならない。 ●3章 共同作戦計画弾劾! 沖縄の戦場許すな また共同発表文章の一節に、「同盟の役割・任務・能力の進行および緊急事態に関する共同計画作業についての確固とした進展を歓迎」との記述があり、その中には、昨年末明らかになった、自衛隊と米軍が台湾有事を想定して鹿児島から沖縄に至る琉球弧に、米軍の軍事拠点を置く共同作戦計画の原案が含まれていることは間違いない。共同作戦計画の詳細は明らかではないが、台湾有事の初期段階で、米海兵隊が自衛隊とともに沖縄など琉球弧に臨時に「機動基地」を置き、中国艦船の航行を阻止することを狙っている。まさに沖縄・琉球弧を戦場化する許しがたい作戦計画だ。 沖縄では、「命どぅ宝 沖縄・琉球弧を戦場にさせない県民の会」(準備会)が、直後の一一日に那覇で記者会見を行い、この共同発表は日米両政府が沖縄を再び戦場にする暴挙だと抗議し、日米共同作戦計画の全容の開示と中止を要求している。 事務局長を務める山城博治さんは「共同作戦計画は、沖縄の人々の合意や立場を配慮していない。沖縄の人たちの話を一切聞かないで一方的に日米両政府は進めている。そのことに対する恐怖と怒りと止めてくれという叫びだ」と弾劾している。 2+2共同発表は、中国を見据えた日米軍事同盟の強化を宣言するものとして徹底的に弾劾しなければならない。「中国の脅威」の排外主義煽動と対決して、自衛隊の増強、戦争国家態勢構築、改憲に対して闘わなくてはならない。反帝国際連帯に貫かれた反戦・反基地闘争に全国で決起しよう。 沖縄人民と連帯し、琉球弧を再び戦場としないために闘おう。 |
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