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  ■「日の丸・君が代」訴訟、高裁不当判決弾劾!

  闘う教職員と連帯し卒・入学式攻防を闘い抜こう




 一月二十八日東京高裁は、「日の丸・君が代」を強制する「10・23通達」に関する裁判(通称「予防訴訟」)において、「通達は思想・良心の自由を定めた憲法に違反しない」という判決を下した。これは「懲戒処分を出してまで強制することは、思想・良心の自由を侵害する」という、〇六年の一審地裁判決(通称「難波判決」)を覆す判決である。当該教職員は上告を決意し裁判闘争を継続して闘う決意を明かにしている。われわれはこれら教職員と連帯し1・28判決を徹底的に弾劾する。
 都築弘裁判長(退官)は、「起立や斉唱は、天皇制をめぐる個人の歴史観や信仰とは密接に結びつかない、通常の行為」「一律に起立、斉唱を求めた通達は合理性がある」等と述べている。
 都築は起立を強制される教職員の現実に一歩も接近することなく、「個人の歴史観を否定しない」などとぬけぬけと諭じているのだ。さらに本判決の許し難いことは、「判決は……通達取り消しなど事後的な訴訟の方が適切だとしてこれらの訴え(予防訴訟)を却下した」(一月二十九日『朝日新聞』)ことである。すなわち、こんな訴訟は意味がないと、まともな審議を拒否したということであり、訴訟行為そのものを清算しようとしているのだ。
そしてかかる判決を受けて、都教委幹部は「司法のお墨付きが得られた」(同)と手放しで喜んでいる。すなわち、1・28不当判決は司法権力と都が一体となった「日の丸・君が代」強制攻撃に他ならない! 明かに政治裁判である!
 しかし闘う教職員は断固とした卒・入学式攻防を闘う決意でいる。われわれはこれら闘う教職員と連帯し、今春の「日の丸・君が代」を闘いぬこうではないか! そして中学校歴史教科書採択闘争の大衆的高揚を巻き起こそう! 改悪教育基本法路線を粉砕せよ!


 

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