共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

   辺野古新基地建設断固阻止!

 
  辺野古決戦に総決起せよ          沖縄労共闘

          


 辺野古は決戦態勢へ突入した。
 日帝―安倍・沖縄防衛局は、一月十五日浮桟橋の再設置を強行し、埋立て工事に向けた本格的な海上作業を開始した。昨年九月中旬以降中断していた海上作業を知事選直後に再開、衆議院選を前に再び中断していたが、衆院選「大勝」に酔う安倍自らが号令をかけた一大反革命攻撃である。これに抗し、陸と海では連日連夜、「県」警機動隊、海上保安庁との激突が闘われ、ケガ人を出しながらも不屈の精神で実力阻止闘争の大爆発がかちとられている。辺野古新基地建設を断固阻止しよう。日帝―安倍打倒闘争の最前線、最大の階級攻防軸として辺野古決戦に断固として決起し、勝利しようではないか。
 沖縄人民は昨年、辺野古新基地建設阻止の一点を争点として押し上げ、一月名護市長選から十一月知事選を勝ち抜き、さらには十二月総選挙においても自民党全敗をつきつける画期的地平を打ち立てた。日帝―安倍の先兵として立ち振る舞い、辺野古埋め立て「承認」を強行した一昨年末の知事・仲井真、自民党「県」連、国会議員どもの敵対を粉砕した。沖縄人民の誇りと尊厳をかけた自己解放闘争としての辺野古新基地阻止、普天間基地の即時閉鎖・撤去、オスプレイ配備撤回を柱とする「建白書」路線の実現こそ、沖縄解放闘争の勝利の導水路である。
 大敗北をつきつけられた日帝―安倍は、翁長新知事との閣僚面会拒否や次年度沖縄関連予算の削減を行うとともに、辺野古新基地建設の強行に向け、補正を加えると二千億円を突破する新年度予算を組んだ。
 一方、翁長知事は、仲井真の「埋め立て承認」を検証する委員会を発足させた。日帝―安倍は仲井真の「承認」のみを法的根拠として工事強行を行っているが、その根底を突き崩す反転攻勢を開始した。
 そもそも、二〇一一年十二月末に出された環境影響評価書は、基地建設ありきのズサンな代物だった。昨年末、仲井真は落選したにもかかわらず、退任四日前に沖縄防衛局の埋立て工法変更申請三件のうち、「仮設」道路の追加と中仕切り護岸新設の二件の承認を強行した。最後の最後までの反革命行為を断じて許さない。
 二十四時間態勢で資材搬入阻止を闘い「県」警機動隊と実力で対峙している辺野古ゲート前、そして寒風荒波をものともせず果敢に展開する海上抗議団・カヌー隊の奮闘、総じて辺野古現地の闘いは、沖縄人民へ大きな共感と自信を与え、辺野古新基地建設阻止の闘いは沖縄人民総体の闘い、島ぐるみの闘いへと燎原の火の如く拡大している。
 オール沖縄の運動組織である「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」は、辺野古座り込み支援のバスを増発、出発地点も拡大して連日動員を支えている。「県」議会与党会派は、意見書手交での東京行動を展開するとともに、一月二十二日から三日間の議員総行動を呼びかけ、沖縄選出国会議員や地方議員など連日百名を超す結集で現地闘争を闘いぬいた。また、「海猿」海保によるカヌー隊などへの強権的な弾圧、敵対に怒りを燃やし、一月二十三日には海保第十一管区本部を包囲する抗議糾弾集会も四百名を超える大結集で闘われた。翁長知事は、「県」警本部長、海保本部長を呼びつけ、弾圧への抗議と中止を言い渡すとともに、沖縄防衛局へは検証までの作業中止を申し入れた。さらに、辺野古現地大集会、大規模県民大会が準備されている。
 高江ヘリパッド建設阻止闘争でも、シュワブゲート前の歩道封鎖と殺人鉄板敷設の攻撃と同様に、「県」道路側帯に鉄柵を設置し米軍専用区域にし、工事車両入口であるN1ゲートでの座り込みの排除を画策している。一月十九日には六百名余が結集して、辺野古現地闘争と呼応した闘いの構築を確認した。与那国島では、陸自沿岸監視部隊配備とレーダー建設攻撃に抗し、二月に住民投票を開始する。
 嘉手納基地へのF16暫定配備など基地機能が強化される一方で、米海兵隊ヘリの相次ぐ装備品落下事故、さらには、米兵の相次ぐ事件事故対策として発令された基地外での飲酒制限措置(リバティー制度)の解除による飲酒事件、住居侵入事件等も多発している。「基地負担の軽減」など単なるお題目にすぎない。
 日帝―安倍は、集団的自衛権行使の「合憲」化・特定秘密保護法制定をテコに憲法改正も公然と主張し、戦争突撃へと突き進んでいる。沖縄から、反原発の闘いから、三里塚から、岩国をはじめとする米軍再編攻撃の攻防地から、非正規労働者・労働運動の現場から、ありとあらゆる場所から一斉に日帝―安倍打倒へ総決起しよう。辺野古決戦を沖縄―「本土」貫いて闘いぬこう。


 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.