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   辺野古新基地建設阻止!

       
陸と海の現場攻防へ支援を

  
       

 今春、「辺野古新基地建設阻止!」を最大の焦点として、沖縄人民の解放闘争が燃え上がっている。米海兵隊キャンプ・シュワブゲート前で、あるいは辺野古崎・大浦湾において、実力闘争が日々展開されている。
 この沖縄人民の現場闘争を微力ながら支援するため、一ヶ月間、現地に滞在し、海と陸のそれぞれの闘いに参加した。
 今年一月のボーリング調査再開以後、ゲート前では車両の搬入阻止闘争が連日闘われている。朝六時から八時頃まで、中央開発や大成建設などの工事車両、海上保安庁や沖縄防衛局の職員を乗せた車両を警戒する。車両ナンバーを控え、無線で連絡を取り合い、関係車両が入ろうとすれば包囲して路上に立ちふさがる。沖縄県警機動隊やアルソック警備員の排除に抗し、「一日でも一時間でも工事を止める」ための、まさしく体を張ったたたかいだ。
 搬入阻止闘争や昼の集会・デモは、メインゲート前に屹立するブルーシートで覆われた大テントを拠点に闘われている。警察権力、国交省、さらには米軍警の常時監視・排除策動、最近では排外主義・右翼グループの敵対とも対決しながら、二十四時間体制でテントは維持されているのである。
 この間、ゲート前行動で常時、陣頭指揮をとってきた沖縄平和運動センター議長・山城博治氏が、悪性リンパ腫の診断を受けて治療に専念することになった。現場でたたかう仲間は衝撃を受けつつも、闘争の地平を後退させることなく、山城氏の不在を仲間の団結で乗り越えてたたかっている。同時に、翁長「県」知事が四月、菅や安倍と会談して、「辺野古の基地は作らせない」と全面対決に入ったが、このことに多くの沖縄人民が溜飲を下げた。現場でも「オール沖縄」の団結がますます強固になった。
 一方、海上抗議活動も日曜と天候不順の日以外、毎日行われている。朝のミーティングでヘリ基地反対協代表・安次富浩氏が全般的な政治状況等を述べた上で、船団とカヌーチームそれぞれが綿密な論議と意志一致をして海上へ繰り出す。
 この間、海保の暴力はエスカレートし、抗議船への激突、さらには転覆(四月二十八日)という殺人未遂的な段階に至っている。カヌーチームも海保の暴力と対決しつつ、中央開発が進めるボーリング調査を阻止するべく、安倍が昨年七月にでっち上げた「臨時制限区域」を示すフロートを突破して、台船に肉薄するたたかいを果敢に繰り広げている。
 こうした陸と海の現場攻防こそが、翁長「県」知事を根元の部分で支えているのだ。安倍政権は沖縄人民のたたかいに、確実に追い詰められている。私たち「本土」の労働者人民は、みずからの責任において、首相官邸・防衛省・海保・大成建設・中央開発に抗議の声を集中しよう。現場攻防を支援しよう。そして安倍政権を左派総決起の力で打倒しようではないか。

 

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