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    9・5 アジア共同行動反戦夏季合宿

     イージス・アショア配備撤回と
        米軍内コロナ感染拡大の報告・論議



 

 九月五日の土曜日、アジア共同行動の反戦夏季合宿が京都で行われた。ここ数年は、岩国、横田、萩・阿武地域と、毎年、基地問題を抱える地域に出かけて一晩泊りで開催されてきたが、コロナの収束が見えない中で今年は一日だけの開催となった。
 今年の合宿では、二つの報告が準備された。一つは、イージス・アショアの配備計画が六月に電撃的に中止となった山口県から、イージスふあんクラブ事務局で活動してきたAWC山口が報告を担当した。
 まず萩・阿武地域を訪れたことのない参加者のために、スライドを使って地元の風景や配備反対に取り組んでいる住民たちの姿を紹介した。つづいて山口から参加した仲間からは、単に政権内部の対立によるものではなく、町の命運をかけた首長の立ち上がりと地元の住民の粘り強い反対運動があればこそ撤回に追い込めたこと、闘いは連続してその第二幕へと前進することなどが報告され、質疑も行われた。
 もう一つの報告は米軍のコロナ感染問題である。まず米原子力空母セオドア・ルーズベルトの中でクラスターが起きた今年三月末から現在までの約半年間の報道を通じて米軍内コロナ感染の拡大状況をまとめたものを報告した。つづいて京都での開催ということで、AWC京都の仲間から、経ヶ岬Xバンドレーダー基地でのクラスター発生について、パワーポイントで詳しい報告が行われた。沖縄はもちろん、経ヶ岬でも同様に問題は日米安保条約と日米地位協定であり、米軍の人命無視の秘密主義である。基地を抱える地域での米軍の傍若無人ぶりに怒りが湧く。日本連は四月段階で米軍がコロナ感染拡大の原因になっていることに関して、米軍基地の撤収を訴える抗議文を発表している。
 二つの報告と質疑の後、会場参加者からの問題提起や行動提起を受ける時間を取り、さらに今年も一一月二八―二九日の両日に予定している二〇二〇岩国行動の準備に関する討議の時間がもたれて一日合宿は終了。翌日九月六日の「老朽原発うごかすな! 大集会in大阪」に皆で参加しようとの呼びかけをしてまとめに代えた。
 今回の夏季合宿にも、関西だけでなく各地から多くの参加者があり、また今年は若い層の参加も目立った。困難な状況の中でも、やはり直接顔を合わせて討議すれば元気が出る。



 

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