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    9・6 大阪

  
高浜、美浜の老朽原発再稼働阻止

    一六〇〇人が結集し集会・デモ


 

 大阪市内で九月六日、「老朽原発うごかすな! 大集会inおおさか」が開催された。
 全関西・全国からの大規模な結集をめざして準備が進められてきたこの取り組みも、現在のコロナ禍のなかで、その開催の是非をめぐる議論が行われてきた。しかし、実行委員会での真剣な議論を通して、四〇年越えの老朽原発の再稼働を何としても阻止するという共通の目的のために、それぞれの個人・団体の判断を尊重し、また可能な感染防止策をとりつつ、この集会・デモを開催することが決定された。当日は、集会会場となったうつぼ公園に一六〇〇人が集まった。
 主催者あいさつの中で、福井県小浜市・明通寺住職の中嶌哲演さんは、関西電力による原発マネーの不正還流問題およびそれに対する市民の告訴を受理しない検察を批判しつつ、「福島の惨禍を繰り返させず、後から来る世代のためにも、まずは老朽炉の廃炉、そして原発ゼロの社会をめざす広大な世論と運動の前進を本日から始めよう」と述べた。
 若狭の原発を考える会の木原壯林さんは、「関西電力はコロナ禍の中でも老朽原発の再稼働に向けた準備を進めている。私たちの運動が萎縮すれば、政府や関電の意のままの政策がまかり通ることになる。老朽原発を廃炉に追い込むために、勇気をもって運動を展開しよう。老朽原発の再稼働阻止を突破口に、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現しよう」と訴えた。
 集会では、関西各地の反原発運動や原発訴訟を闘う人々など、さまざまな発言があった。若狭の老朽原発の地元でたたかう人々からのメッセージも紹介された。
 この集会には実に一〇〇〇を超える個人・団体の賛同が寄せられた。また、うつぼ公園での集会以外にも関西を中心に各地で連携した行動が取り組まれている。
 集会後には大阪のメインストリートである御堂筋を通るデモ行進が行われた。折からの台風接近で、途中で強い雨に降られたが、デモ参加者は「老朽原発うごかすな!」、「すべての原発いますぐ廃炉!」のシュプレヒコールを響かせつつ、最後までデモを貫徹した。
 一方、関西電力は八月下旬、四〇年越えの老朽原発である美浜原発三号機について来年一月、高浜原発一号機については来年三月の再稼働予定を発表した。これを許してはならない。老朽原発の再稼働を阻止し、全原発の廃炉に向かう闘いをさらに強力におし進めよう。



 

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