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    9・6 東京

  
「コロナ下の学校現場」をめぐり

          都教委包囲ネットが討論集会




 九月六日、東京・飯田橋のしごとセンターにおいて「コロナ下の学校現場」と題される討論集会が「都教委包囲ネット」主催で行われた。
 集会のはじめに主催者から「問題提起」がなされた。二月末の安倍首相の「一斉休校」要請以来のコロナ対策が、いかに混乱を引き起こしたかが提起された。そしてコロナ感染状況で、「社会的インフラの重要性がわかりました。しかし、安倍政権はそれを新自由主義政策により削ってきました。安倍政権は独裁的です。しかし、出てきたのはアベノマスクなど思い付きで、まるでドタバタ喜劇でした。私たちは本集会で教育現場の声をしっかり聞き、受け止め、次の活動へつなげたいです」と述べた。
 続いて、現場からの報告がなされた。いずれの現場も、混乱した現場に様々なことが丸投げされ、子ども・教職員・保護者に大きな負担を強いていることが明らかになった。具体的には、オンライン授業をやるにしても家庭状況や子どもの理解状況が異なりうまくいかないこと。教員もその準備にかなり時間をとられ、授業以外にも毎日掃除や消毒に追われていること、などが報告された。
 特別支援学校の教員は「学校生活全般について、事細かくガイドラインが定められています」「六月に感染拡大防止の取り組みが増やされました。全ての授業について、その授業を行った教員と児童生徒の配置がわかる指導案の略案を作って保存しろ、というものです」と報告した。
 千葉の高校からは、二年生の修学旅行が行き先が台湾から沖縄に変更され、さらに実施時期が「来年六月」に変更されたと報告があった。しかも、この変更の度に、生徒たちは業者から二千円ずつ引かれているのだ。
 また大学生から、「大学が休校中です。インターネットでの授業があるが、五〇ギガの容量がないと受信できず、困窮している学生たちが疎外されつつあります」「年間百万円も払っているのに、大学構内に入ることもできない」と、休校しているにも関わらず授業料をとっている大学への批判がなされた。
 これら現場からの報告をうけて「戦争・治安・改憲NO!総行動」から、「コロナ特措法との闘いは続いている。一〇月一一日には集会とデモをやる」との連帯発言がなされた。
 集会の最後に主催者から「まとめ」が提起された。「現状を見なければはじまらない。本日はよかった。大学生も来てくれた。でも参考になっただけではだめで、どうこれから現場とわれわれが手を繋いで闘いをやっていくかだ。しっかりと物を言い、要求し、実現するための活動が大事だ」との提起を集会参加者全員で確認していった。
 「都教委包囲ネット」から、今回の公開討論会を踏まえ今後具体的な要求項目を立て都教委要請を行いたいと考えている、という行動提起がなされた。
 闘う教職員と連帯し、日帝のコロナを利用した教育再編と闘おう!


 

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