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    9・11 東京

  
経産省前テントひろば

    一〇年目大集会開く



 
 九月一一日夕刻、霞が関の経産省本館正門前で、「9・11経産省前テントひろば一〇年目大集会~トリチウム等放射能汚染水を海に流すな~」が開かれ、およそ三〇〇人が参加した。
 東日本大震災による福島第一原発の爆発事故から半年後の九月一一日、反原発デモのさなかに、経産省敷地内に電撃的に建てられた「経産省前テントひろば」は、約五年間にわたって反原発運動の交流や発信の拠点となり、日本における反原発・脱原発運動の物心両面にわたるセンターとして機能してきた。
一六年八月二一日早朝、警察権力による急襲によってテントは強制撤去されたが、その後も経産省本館前での座り込み活動はほぼ毎日継続されており、この日で三二八九日におよぶ。
 午後四時ころより、歌や音楽演奏がはじまった。経産省正門前付近歩道には机が並べられ、給水所や物販などが立ち並んだ。また、反原発の闘いの中で斃れていった「テントひろば」の活動家たちの多くの遺影が並んだ。
 午後五時より、テントひろば主催の集会がはじまった。はじめに、全員でのシュプレヒコール唱和の後、主催者あいさつを「テントひろば」の三上治さんが行った。また講談師の神田香織さん、たんぽぽ舎共同代表の山崎久隆さんからの発言が行われた。
福島の双葉町からの避難者亀屋幸子さんは、「東海第二原発再稼働を絶対に許さない。もし事故が起きたら、私たちと同じ思いをする人が大勢生まれる」と怒りをもって語った。
新型コロナの影響によって、福島からの参加はかなわず、「福島原発告訴団」の武藤類子さん、「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんからのメッセージが代読された。
 さらに、経産省前での座り込みに取り組んでいる方々からの発言や、ジャーナリストの鎌田慧さん、作家の落合恵子さん、野党国会議員がそれぞれ連帯のアピールを行った。
 発言の合間には、日本音楽協議会による、「座り込め、ここへ」などの歌の演奏や、カンパ要請、創作講談の披露なども行われた。
 また、日本の原発輸出反対に取り組む福永正明さん、静岡で浜岡原発再稼働反対に取り組む石塚定治さんがアピールした。
主催者からの閉会あいさつの後、最後に経産省に向けて、「東電に事故の責任を取らせろ!」「汚染水を海に流すな!」「経産省は嘘をつくな!」「東海第二再稼働反対!」と怒りのシュプレヒコールを参加者全員で叩きつけ、集会を締めくくった。


 

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