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    10・3 沖縄

  
八カ月ぶりの「県民大行動」に700名

   アベ政治継承のスガ政権との対峙誓う

 
 一〇月三日、辺野古キャンプ・シュワブゲート前において、「第二九回辺野古新基地建設阻止! 県民大行動」が開催された。辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議の主催で、各地域の島ぐるみ会議を中心に七〇〇名余が結集した。辺野古ゲート前・海上・安和・塩川での現地抗議行動は、「県」のコロナ禍緊急事態宣言終了をもって九月七日から再開されているが、「県民大行動」の開催は二月以来八カ月ぶりの開催であった。
 集会は冒頭オール沖縄会議共同代表の高里鈴代・金城徹・大城紀夫・稲嶺進の四氏が発言し、玉城デニー知事からは連帯のメッセージが寄せられた。次に高良鉄美・伊波洋一両参議院議員、赤嶺政賢・屋良朝博両衆議院議員ならびに新垣邦男予定候補(照屋寛徳氏後継)が、さらに山里将雄・平良昭一両「県」議会議員が会派を代表して決意をのべた。
 とくに前名護市長・稲嶺進氏は、「本集会でコロナにも、アベにも、スガにも負けない決意と覚悟を改めて確認しよう。(日本学術会議任命拒否で)学者や研究者までも意のままに動かそうとするこの国に未来はない。沖縄から変えていくという強い決意を示そう」と檄を飛ばした。
 集会後半は、土木技師・北上田毅氏をはじめ、ヘリ基地反対協、うるま市、本部町、八重瀬町の各島ぐるみ会議代表が、現場や地域での闘いを報告し、現地闘争の継続・強化を訴えた。最後に、オール沖縄会議現地闘争部会長の山城博治沖縄平和運動センター議長が、「県民の勇気、決意は揺るがない。このことを改めて発信しよう。菅政権は、安倍より狡猾で危険だ。それでも沖縄は負けない。不屈だ。全国の仲間と連帯し頑張ろう!」と訴え、団結ガンバロー三唱で集会を締めくくった。
 沖縄防衛局は深刻なコロナ禍状況下で四月二一日、設計変更申請を強行した。「県」は九月八日に「公示・縦覧」を開始し、期限の二八日までに約一万五千件以上(一〇月二日速報値)の意見書が寄せられた。沖縄はもとより全国での取り組みにも感謝する。これは二〇一三年の埋め立て申請書に対する意見書の約三千件を大きく上回るものだ。
 いうまでもなく、「設計変更申請」の主要な原因は大浦湾の軟弱地盤である。だが、「申請書」にはその「改良工事」の詳細はなく、ましてや指摘されている耐震性については皆無だ。莫大な税金投入と無駄な工事での環境破壊など新基地建設は断じて認められない、造らせない。
 集会参加者一同、久しぶりの「県民大行動」の余韻をかみしめ、新たな行動への号砲となった。


 

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