共産主義者同盟(統一委員会)






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    10・18 京都

  
反戦・反貧困・反差別共同行動

   円山野音で集会・デモ

 

 一〇月一八日午後二時から京都の円山公園野外音楽堂において、約四三〇人の結集で反戦・反貧困・反差別共同行動in京都「変えよう! 日本と世界 ポストコロナ、ポストトランプ・安倍、~われわれは、どのような社会をめざすのか~」が開催された。
 最初に主催者を代表して、実行委員会の代表世話人である仲尾宏さんがあいさつをおこなった。仲尾さんは、コロナ禍のもとで資本主義の矛盾がますます明確になっていることに触れ、新たに登場した菅政権との闘いを呼びかけた。続いて大阪から参加した「とめよう戦争への道 めざそうアジアの平和 二〇二一年関西のつどい」から中北龍太郎さんが連帯あいさつを行った。
 次に講演①として、沖縄県選出の参議院議員の伊波洋一さんが「沖縄の声を国会で、未来を決めるのは私たち」と題した講演を行った。伊波さんは、日米安保がすでに破綻しており、アメリカは中国や朝鮮を攻撃することができない、そのもとで在沖海兵隊のグアム移転が進行しており、辺野古新基地建設計画も破綻していると訴えた。続いて、趙博さん(浪速の唄う巨人)の公演が行われた。
 カンパアピールの後、特別アピールとして全日建連帯労組関西生コン支部の仲間が発言を行った。大阪地裁は一〇月八日、関生支部の執行委員と前副委員長に対し「懲役二年六カ月、執行猶予五年」の反動判決を下した。大阪地裁は、労働者の団結権を保障した憲法二八条や労働組合法をあからさまに踏みにじり、産業別労働組合運動を展開する関生支部の存在を認めないという国家権力の意思をむき出しにした。「懲役二年六カ月」は検事の求刑そのまま、五年の執行猶予は最長だ。関生支部は、この不当判決を厳しく弾劾し、権力の労働組合つぶしと対峙し、働く仲間の先頭に立つという発言を行った。
 続いて元社民党衆議院議員の服部良一さん、社民党全国連合幹事の大椿ゆうこさんが、大阪都構想反対!衆議院選挙に立ち、民主主義を取り戻すという決意を表明した。立憲民主党への社民党の合流の動きが強まるなかで、二人は護憲の党を何としても残そうと訴えた。
 次に京都精華大学教員の白井聡さんが、講演②として「ポストコロナ、われわれはどのような社会をめざすのか」というテーマで発言を行った。白井さんは、コロナ禍のもとでの大学の現状について触れつつ、安倍政権とは「ポスト五五年体制」と呼ぶべき体制ではなかったのかと問題を提起し、ポストコロナの時代にどのような社会をめざすのかが問われていると訴えた。
 これらの発言を受けて、反戦共同行動の世話人の新開純也さんが集会のまとめを提起した。新開さんは、翼賛体制と対決して「よりましな政府」をつくることは重要だが、世界的にはより根本的な変革をめざす動きが広がってきているとして、アメリカのサンダースなど民主社会主義者の闘い、ヨーロッパのポデモスなどの闘いを紹介して、日本においてもより根本的な変革をめざすことが必要だと提起した。集会は、反戦共同行動事務局長の寺田道男さんの行動提起、インター斉唱をもってしめくくられ、集会参加者は京都市役所前までのデモ行進をもってこの日の闘いをしめくくった。



 


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