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    10・19 福井

  
老朽原発の再稼働合意を許すな!

   美浜町議会に緊急行動

 

 四〇年超えの老朽原発の再稼働を許すのか否かの攻防がいよいよ煮つまってきている。
 関西電力はすでに今年八月下旬、美浜原発三号機を来年一月、高浜原発一号機を来年三月に再稼働させると発表した。一〇月一六日には、資源エネルギー庁長官などが福井県知事、美浜町長、高浜町長を訪れ、老朽原発再稼動への地元同意を要請した。
 そうしたなかで、美浜原発を抱える美浜町議会は、一〇月一九日に臨時町議会を開催し、原発推進派から提出された「美浜三号機の再稼働を求める請願書」を審議するとの告知を行った。
 こうした請願については、まずは特別委員会に付託してそこで審議し、その結果を踏まえて本会議でその可否を判断するというのが一般的である。そのプロセスをネグレクトして、わずか一日の臨時議会で老朽原発の再稼働という極めて重要な問題を判断するとすれば、まったくの暴挙である。
 これに対して臨時議会当日の一〇月一九日、「老朽原発うごかすな!実行委員会」などによって、美浜町議会に対する緊急行動が取り組まれた。地元若狭など福井県内からも事態を知った人々が駆けつけた。
 美浜町役場前に集まった人々は代わる代わるマイクを握って、午前一〇時から始まる臨時議会に対して、「拙速な審議で老朽原発の再稼働に合意するな」、「老朽原発のリスクは極めて高く、事故が起これば取り返しがつかないことになる」と口々に訴えた。議会を傍聴した仲間によれば、その声は議場の中にも届いていたとのことである。
 議場にも響く抗議行動によって、原発推進派の請願は、特別委員会に付託され継続審議とされることになった。この日にも美浜町での「地元合意」がなされるということはいったん阻止された。
 関西から駆けつけた仲間はその後、老朽原発再稼働の危険性を訴えるビラの各戸配布を行った。
 若狭の原発を考える会をはじめ広範な諸団体によって構成される「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、一一月二三日から一二月九日の日程で、大阪の関電本社前から美浜町に向けたリレーデモを呼びかけている。そうした闘いを成功させ、老朽原発再稼働を何としても阻止しよう。




 


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