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    11・8 京都

  
京丹後で米軍基地いらんちゃフェスタ2020開く
     同じ日、京都市内でも集会・デモ


 一一月八日一四時から京丹後市の峰山総合福祉センター・コミュニテイホールにおいて「米軍基地いらんちゃフェスタ2020in丹後」が、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」と「米軍基地反対丹後連絡会」の主催、「米軍基地いらない京都府民の会」、「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」などの協賛で約一三〇人の結集で開催された。
 この集会は、毎年この時期に地元の京丹後市で七〇〇~八〇〇人規模で開催されてきたものである。しかし、今年はコロナの感染防止のために京丹後での本集会は規模を縮小して開催された。
 主催者あいさつを行った丹後連絡会の藤原利昭副代表は、米軍関係者のコロナ感染の拡大について、日米地位協定の問題が浮き彫りになったもので、「地位協定の改定は差し迫った課題だ」と訴えた。続いて「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井友昭さんが現地報告を行った。永井さんは、土曜日の二期工事の常態化、米軍関係者の酒気帯び運転、基地内での銃撃戦を想定した日米合同の基地警護訓練、基地の防御壁の建設など、米軍・防衛省の約束破りと基地の強化・要塞化を厳しく批判し、住民の安全・安心が確保できないのであれば基地の撤去を要求すると発言した。集会には、沖縄・韓国からの連帯メッセージが寄せられた。また協賛団体発言のひとつとして、近畿連絡会の上岡修さんが発言を行った。
 この京丹後の集会と同日、一三時三〇分から京都府部落解放センターにおいては、「米軍基地いらんちゃフェスタin京都」が米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会の主催で開催された。「米軍基地いらんちゃフェスタin丹後」が京丹後市外からの参加を代表参加に制限する状況を踏まえて、近畿連絡会はこの京丹後での本集会と連携した取り組みとして京都市内での集会とデモを独自に開催したのであった。
 この京都市内集会には、近畿各地から一〇六人が参加した。最初に近畿連絡会代表世話人で元衆議院議員の服部良一さんが主催者あいさつを行い、一一月一日の大阪都構想をめぐる住民投票において都構想を否決する勝利をかちとったことに触れつつ、米軍Xバンドレーダー基地撤去の闘いの前進を呼びかけた。主催者あいさつに続いて、沖縄の山城博治さんからの連帯メッセージ、韓国・金泉(キムチョン)のTHAAD反対金泉市民対策委員会からのビデオメッセージが紹介された。一〇月二二日のTHAAD関連資材の搬入を阻止する住民の身体をはった闘いは集会参加者に大きな感銘を与えた。
 次に「京丹後宇川の風」代表の永井友昭さん(京丹後市議)の現地報告がビデオメッセージの形で行われた。永井さんは、防御壁の建設などますます要塞化がすすむ基地の様子を紹介しつつ、米軍関係者一五人のコロナ感染を弾劾し、米軍基地の日米共同警護訓練の実施など基地強化を厳しく批判した。
 続いて、近畿連絡会の山本事務局長の基調提起を受け、近畿連絡会各地からのアピールが行われた。京都から京都連絡会の瀧川さん、大阪から「しないさせない戦争協力関西ネットワーク」の星川さん、兵庫から「憲法を生かす会ひょうごネット」の中村さん、奈良から「憲法を生かす奈良県民の会」の植林さんがアピールを行った。次に連帯アピールとして、「NO BASE! 沖縄とつながる京都の会」、若狭の原発を考える会、全日建連帯労組関西生コン支部の発言を受けた。最後にデモの諸注意と韓国のTHAAD配備反対闘争に連帯する写真撮影を行った。
 集会後、参加者は洛北高校前までのデモ行進を行って、この日の行動をしめくくった。集会中、会館前で右翼が妨害行動に登場したが、集会参加者は京丹後での本集会に連携して、近畿各地からの結集で京都での集会の成功をかちとった。



 


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