共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

    11・21 東京

 
止めよう! 辺野古新基地建設
  震度1で崩壊する軟弱地盤
   「本土」各地・各地域の行動呼びかけ


 
 一一月二一日夜、東京の文京区民センターで「〝震度1で崩壊〟ちゃー『すが』/止めよう! 辺野古新基地建設11・21集会」が開催された。辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会(通称:埋めるな!連)と辺野古への基地建設を許さない実行委員会(通称:辺野古実)の共催だ。コロナ感染拡大で制限された収容人数いっぱいの参加者数となり、同時中継で視聴された人も多数いた。
 集会は冒頭、集会名称の「ちゃー『すが』」とは、〝震度1崩壊〟に「どうすんだよ菅!」との怒りの声だと説明を受けて始まった。
 初めに、沖縄の闘いを山城博治・沖縄平和運動センター議長が映像で報告した。
 山城さんは前日二〇日にサンゴ採捕関与訴訟が開かれた那覇地裁前で、「(同裁判の)支援集会で知事は『決して負けない。正義は県民の方にある』と挨拶をして裁判に臨みました。私たちもそのような思いで現地で起ち続けています」と述べ、コロナ禍で厳しい闘いを続けている現状を報告し、全国と結びついて阻止していくと訴えた。
 講演は、地質学を専門とする新潟大学名誉教授の立石雅昭さんがリモートで行った。立石さんは、辺野古新基地建設を科学者や技術者が調査して政府を追及している辺野古調査団の団長である。
 政府―沖縄防衛局が埋め立て工事の変更承認申請書を沖縄「県」に提出したことで、辺野古調査団は、技術検討会などで公開した政府のデータから〝震度1で崩壊〟する危険性があると政府や技術検討会に指摘した。その衝撃的ニュースは全国的に報じられた。菅(当時、官房長官)も「技術検討会で問題ないとの意見」と根拠なく否定し問題を回避してきた。
 講演で立石さんは、〝震度1で崩壊〟することを数値や図で立証し、政府―沖縄防衛局が耐震設計の基本並びに新しい知見を全く考慮しておらず、「工事を完成させることが目標ではなく工事をすることに意味があるとしか思えない」として、無謀な埋め立ての即時停止・撤回を求める運動が必要と呼びかけた。
 設計変更申請の問題点は多岐にわたり、多くの意見書が沖縄をはじめ、全国、海外にも及んで集まった(確定値一七八五七件。沖縄「県」内五七三一件、「本土」一二〇八一件、国外四五件)。二一年年頭にも知事の判断が出される。また同時に、司法が沖縄「県」の訴えを審理しないでことごとく退けることで、沖縄「県」への圧力を強めている。
 意見書提出運動をステップに、変更証人申請書の問題点をさらにクローズアップし、多くの人の注目を集めていくことが今こそ必要だ。知事の不承認判断を支持し、不承認を撤回させて埋め立てようとする政府への批判を高めて、埋め立てを止め計画を断念させていくことだ。
 行動提起では、辺野古実が呼びかけている一二月一四日の土砂投入二年の官邸前行動と各地・各場所での連携したアクションで〝震度1崩壊〟のプラカードを掲げて拡げていこうと呼びかけられた。
 コロナ禍でも強行する辺野古新基地建設に抗して座り込み行動を断固闘いぬく沖縄人民に呼応して、「本土」各地・各場所でのアクションを取り組み、運動の拡がりをつくり出していこう。


 


Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.