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     8・20-21 山口

   岩国でAWCが反戦合宿を開催

    各国・地域と連動した岩国国際デーの取り組み
      
    

   
 八月二十日、二十一日の両日、いよいよ空母艦載機移転が開始された岩国で、各地からの多数の参加によってAWC反戦夏季合宿が成功裏に行われた。
 アジア共同行動日本連共同代表の挨拶から始まった合宿初日は、第一部の特別報告として、岩国と佐世保からそれぞれ一時間ずつまとまった報告が行われた。
 岩国の田村順玄さんは、「とうとう始まった『米空母艦載機部隊』岩国基地移転」と題する最新のレポートと八月二十日付「おはよう愛宕山」を配布して岩国の最新状況を講演。愛宕山米軍住宅見学会でのシェルター(当局は「地下配線施設」と説明)の様子、本来禁止されているお盆時期の飛行による激しい戦闘機騒音の話等を交え「闘いはこれから」と訴えた。佐世保の篠崎正人さん(リムピース編集委員)は、「米海軍 海上自衛隊 陸上自衛隊」と題して佐世保基地と艦船の豊富な写真を使って報告。佐世保基地は日米及び国連軍基地でもある。米韓演習では佐世保基地の強襲揚陸艦に岩国が運用拠点となっているオスプレイが載ること、佐世保の艦船が岩国軍港に入り給油することなど岩国基地と佐世保基地が連動して動いていること、さらに岩国基地の大強化が佐世保をはじめ他の基地の強化を呼び起こしていることなどが報告された。両報告に多くの質問が出され、活発な質疑応答となった。
 そのほか、AWC首都圏からの横田基地フィールドワークの報告、AWC国際事務局から8・21岩国国際デーの各国取り組み報告、8・26京都での韓米軍事演習反対集会とデモ、秋の訪韓団呼びかけなどが行われた。またアジア共同行動日本連共同代表を長く務めた白松哲夫さんへの感謝のセレモニーも執り行われた。
 夕食を簡単に済ませてから、夜の部では岩国行動2017の日程や集会・デモの内容などが話し合われ、参加者から多くの意見や要望が出されていた。
 翌日二十一日は、八年目を迎える「愛宕山見守りの集い」に参加、その後、西広島や地元岩国の方々の案内で基地フィールドワーク。拡大された岩国基地に戦闘機が密集配備されている様子や訓練飛行地域と騒音の拡大などを実感できた。続いて十三時三十分から十四時過ぎまで二十名弱で岩国米軍基地前抗議スタンディングを行なった。岩国基地では、この日から韓米合同軍事演習ウルチフリーダムガーディアンが開始されるなか、米兵や警備が緊張した様子で抗議行動を制止したが、参加者たちはたくさんの横断幕やプラカードを掲げて抗議行動をやりきった。
 岩国基地と関連して、昨十二月のFA18ホーネットの高知沖墜落死亡事故、八月に入っては岩国が運用拠点となっているオスプレイが海外や国内で立て続けに事故を起こしている。岩国のF35Bは、B―1B戦略爆撃機とともに朝鮮半島に出撃し韓国で爆撃訓練を遂行した。基地被害も侵略拠点としての基地もどちらもいらない!朝鮮半島と東アジアの平和は、基地地元の市民や朝鮮半島とアジアの民衆をはじめ、労働者民衆自らの手でのみ可能だ。二〇一七年の岩国行動を大成功させていこう。


 

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