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     9・15 東京

   共謀罪廃止!

   
日比谷野音で3000名が声上げる


   
 九月十五日夕刻、日比谷公園野外音楽堂にて、「共謀罪は廃止できる! 9・15大集会」が開かれ、およそ三千名が参加した。主催は「共謀罪NO! 実行委員会」や「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」(総がかり実)など十四団体で構成される「共謀罪廃止のための連絡会」。
 集会は午後六時三十分より、「共謀罪は絶対廃止!」「共謀罪の乱用許さない!」などのショートコールの唱和によって開始された。
 はじめにアムネスティ・インターナショナル日本の山口薫さんが主催者あいさつを行った。「共謀罪成立によって市民運動は危機に直面している。だが警察の監視を恐れることなく、活動を行っていきたい」と語った。
 次に「共謀罪NO! 実行委員会」の海渡雄一弁護士が「共謀罪は廃止しなくてはならない」と題したアピールを行った。海渡さんは「共謀罪は二百七十七の『犯罪の合意』だけで処罰をしようとするものであり、労働組合や市民運動に適用されるおそれがある。現に沖縄では、辺野古新基地建設や高江ヘリパッド建設に反対する、沖縄平和運動センターの山城博治さんが逮捕・起訴された。さらに九月十一には経産省前で脱原発運動の活動家が逮捕され、今も釈放されていない。しかし私たちは怯まずこれまでの活動を続けていく。悪法は早いうちに芽を摘まなければ戦前の治安維持法のように真の悪法へと育っていきかねない。共謀罪を必ず廃止させよう」と語った。
 その後、民進党、日本共産党、社民党、自由党の国会議員からのあいさつが行われた。また参院会派「沖縄の風」の糸数慶子さんからはメッセージが送られ、司会者によって代読された。
 さらに「共謀罪は必ず廃止」と大書きされたプラカードを掲げてのシュプレヒコールとカンパアピールにつづいて、自由人権協会代表理事の芹澤齊さん、日本ペンクラブ言論表現委員会の篠田博之さん、ピースボート共同代表の野平晋作さんなどから、それぞれの立場からの共謀罪廃止に向けた決意が語られた。
 日本消費者連盟事務局長の纐纈美千世さんが集会宣言(案)を提起し、会場全体からの拍手をもって集会宣言は採択された。
 最後に全体で「言論封じの共謀罪いらない!」「治安維持法復活反対!」などのシュプレヒコールを唱和して集会は終了した。
 その後、参加者は週末でにぎわう新橋や銀座の街を通るデモへと繰り出し、街頭で共謀罪廃止を口々に訴えていった。デモは東京駅近くの歩道にて流れ解散となり、この日の行動は終了した。

 

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