共産主義者同盟（統一委員会）

■9・19　東京

　　　戦争法廃止訴え１万余が国会前に結集

　　　
　九月十九日夜、国会正門前で、「戦争させない・９条壊すな！　総がかり行動実行委員会」（総がかり行動実）がよびかける「戦争法強行採決から二年、戦争法・共謀罪の廃止と安倍政権の退陣を求める９・19国会前集会」が開かれ、一万五百名がこの行動に参加した。
　六時三十分より、国会正門前から道を一本隔てたメインステージを中心にして集会が開始された。周辺の沿道にはすでに多くの人々が詰めかけていた。
　はじめに参加者全体での「戦争法は必ず廃止！」「共謀罪は必ず廃止！」「安倍改憲は許さない！」などのショートコールが国会に対して唱和された。
　次に野党国会議員からの発言が行われ、民進党、日本共産党、社民党の各代表がそれぞれアピールした。また、自由党からのメッセージが司会によって代読された。
　つづいて、総がかり行動実の高田健さんが主催者あいさつを行った。高田さんは「安倍内閣は衆院解散をして政権延命をはかろうとしている。今こそ安倍政権を倒さなければならない。総選挙では野党と市民の共闘を促進しよう」と語った。
　さらに「安全保障関連法に反対する学者の会」や、「安保関連法に反対するママの会＠大田」、「安保法制違憲訴訟の会」の代表がそれぞれアピールを行った。総じて衆院解散情勢を反映して「市民と野党の共闘」の推進、強化を求める発言が多かったことが特徴的であった。
　その後、総がかり実の福山真劫さんが行動提起を行った。福山さんは「安倍政権を倒すために、国会を百万の仲間で埋め尽くそう。野党と市民の共闘を進めよう。総がかりを超える総がかり運動を作り出そう」と語った。
　集会の最後に「安倍政権を必ず倒そう！」「安倍改憲は許さない！」などのコールを参加者全体で唱和し、集会は終了した。