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     10・15 大阪

   大飯原発動かすな!

    500名超が関電を包囲



 
 関西電力大飯原発三、四号機(福井県)が、来年早々に再稼働されようとしている。十月十五日、再稼働を阻止しようと「大飯原発うごかすな! 関電包囲全国集会」が大阪市の関電本店前で行われ、関西を中心に、五百名を超える労働者・市民が参加した。主催は福井や関西の市民団体が呼びかけた「大飯原発うごかすな! 実行委員会」。  
 大飯原発三、四号機は、二〇一一年の福島原発事故後、全国で停止していた原発の中で最初に再稼働(一二年)が画策されたところで、大飯では全国からの結集によって現地で反対行動がたたかわれてきた。また、大飯三、四号機をめぐる裁判闘争では「安全性、信頼性は極めて高度なものでなければならず……具体的危険性が万が一でもあれば、その差し止めが認められるのは当然である」という画期的な福井地裁判決(一四年)が出されたが、現在控訴審中であり判決は確定していない。そのような状況の中で、関電は来年一月にも再稼働を強行しようとしている。これを絶対に許してはならない。
 集会は午後一時、降りしきる雨の中で「関電は高浜原発再稼働を強行し、今度は大飯原発を再稼働しようとしている。地元のおおい町議会も町長も、福井県議会も知事も、事実上これを容認している。都市部(関西)の人たちと地元・福井の人たちが一緒になって、高浜原発を止めよ、大飯原発を再稼働させるな、と関電に強く訴えていこう」という主催者あいさつで始まった。
 続いて福島、香川をはじめ各地で反原発をたたかう団体、差し止め訴訟原告、福井や関西各地からの参加者、関東からの避難者、自治体議員など二十数団体の発言やメッセージ読み上げが行なわれた。発言の間には関電本店に向かって「原発やめろ」「大飯原発うごかすな」などのシュプレヒコールがあげられた。
 最後に、「政府や電力会社が、原発の危険性を無視して原発を運転して事故が起こったら、それは故意による犯罪であり許されない。あらゆる手段を駆使して原発全廃を勝ち取る」という集会決議を採択し、同時に、十二月三日には「おおい現地全国集会」を行うことが提起された。  集会のあとには大阪の繁華街・御堂筋をデモ行進し、再度「大飯原発再稼働阻止」の声を響かせた。

 

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