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     10・24 東京

   都教委抗議・要請行動

          都庁第一庁舎前で抗議行動



 
 十月二十四日、新宿区の東京都庁において「都教委包囲首都圏ネット」主催による「10・24都教委抗議・要請行動」が行われた。十五時からはじまった都庁第一庁舎前での抗議行動には、多くの教職員・労働者・市民が参加し「日の丸・君が代」強制を弾劾するたたかいが貫徹された。
 まず参加者らは、第一都庁舎(都知事室や都教委も入っている)に向けて、断固たるシュプレヒコールを叩き付けた。「『日の丸・君が代』強制反対! 朝鮮学校の無償化除外糾弾! 朝鮮人虐殺追悼文取り止めを許さないぞ!」という怒りの声が都庁前に響きわたる。
 そして都教委抗議・要請行動の前段集会がもたれた。集会では、共謀罪反対の立場から、また被処分者が発言した。また朝鮮学校補助金・無償化問題の報告がなされた。最後に都教委包囲ネットが、本日の抗議行動を突破口に改憲阻止と安倍首相を許さないたたかいをたたかいぬこう、という趣旨の発言をおこなって全体で確認された。
 十六時より都庁第二庁舎十階での要請行動が行われた。五十名に及ぶ抗議団が都教委を追及する。直接の担当者が雲隠れする事態に対して、「なぜ、所轄の担当者が出ないで、教育情報課が窓口になるのか」「都庁の他の部署では、担当職員が出てくる。文科省でも担当職員が出てくる。他の道府県でもこんな対応はやっていない」と糾弾の声をあげた。こうしたやり取りのなかで、都教委が特定の団体に対して「要望者への回答説明会」なるものを指導部指導企画課、義務教育指導課、都立学校教育部特別支援教育課、人事部人事計画課、総務部教育情報課などの担当者が出向いて開いたという資料が包囲ネットの仲間から暴露された。
 すなわち、都教委は要請にくる団体ごとに回答者を変えていたのだ。許すわけにはいかない。参加者は次々に「われわれに対してこういう対応をしないのはなぜか」などの声をあげた。教育情報課長は、団体ごとに担当者を変えるその基準については明らかにすることはなかった。また、要請に対して「回答説明会」は開くつもりがないとくり返すばかりであった。つまり、都教委は団体の要請において公正・中立ではなく選別している、ということが満天下に明らかになったのである。
 この要請行動の後に、第一庁舎前で報告集会が行われた。そして、この集会において「11・5トランプ来日反対実行委員会」より、11・5新宿デモが呼びかけられた。
 「日の丸・君が代」の強制を許すな! たたかう教職員とともに安倍「愛国心」教育を粉砕しよう。

 

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