共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     11・5 京都

    第四回米軍基地いらんちゃフェスタ

     日米韓合同軍事演習反対訴える



 
 十一月五日、京丹後市で「米軍基地いらんちゃフェスタin丹後2017」が開催された。
 このフェスタ(集会)は、京都府京丹後市の経が岬に米軍のXバンドレーダー基地が建設されて以来毎年開催されてきた。今回が四回目になるが、今年は特に米日韓三国が朝鮮半島周辺で合同軍事演習を繰り返し行い朝鮮民主主義人民共和国への恫喝と威嚇を繰り返しており、これに対して共和国がミサイル発射実験に際して「在日米軍基地を標的にする」と表明したことによって、京丹後の基地周辺住民の間には動揺と不安が広がっている中での開催となった。
 この日は最初に、「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会」を中心に米軍基地正門前で抗議行動があった。約二百名で三十分間「米軍基地撤去!」「米日韓合同軍事演習反対!」などのシュプレヒコールを行った。
 その後、場所を丹後文化会館に移して集会が開催された。近畿地方を中心に、約六百五十名が参加したこの集会では、沖縄国際大学の教授の前泊博盛さんが講演。十月に沖縄・高江で米軍ヘリが墜落した事件の際、日本の警察が現場に入れなかったことなどの例をあげて日米地位協定の不平等性を指摘し、「他国の軍隊を駐留させ自由に行動することを許しているこの国のあり方を考え直さなければいけない」と講演を締めくくった。
 主催団体の一つである「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」からは、基地が運用されてから、米軍関係者による交通事故が四十件以上発生し、その中には重大な人身事故も含まれていること、京都府や京丹後市は住民の安心や安全のためにはほとんど何もしていない。元からあった航空自衛隊基地が隊舎を建て替えるなど基地が拡大・強化されていることなどが報告された。
 続いて参加団体からの決意表明が行われ、近畿連絡会からは、共同代表の大湾宗則さんが「トランプ米大統領がアジアを歴訪している。その中で、日米韓を中心にアジア諸国を巻き込んで、中国や朝鮮に対しての軍事的緊張関係を強化しようとしている。その中でここの基地も重要な役割を担わされることになる。戦争や制裁ではなく対話で、アジアの平和を実現しよう。今こそ、米軍基地も日米共同使用の自衛隊基地もいらないとはっきり声を上げよう」と訴えた。
 集会終了後に、あらためて「米軍基地撤去!日米地位協定の抜本的改定を!」を訴えて、市内をデモ行進した。

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.