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   韓国メーデー
   財閥解体、非正規職撤廃の声高く

 
今年の韓国メーデーは、文在寅政権発足以降初めて迎えるメーデーとなった。この日、民主労総は「二〇一八世界労働者大会」を開催し、「労働財閥共和国、統一分断共和国を乗り越え、労働憲法争取・労働法改正! 非正規職撤廃! 韓国社会の新たな労働を創ろう!」をメインスローガンに、ソウル首都圏の二万人をはじめ、全国主要都市で五万人がメーデー集会に結集した。
 ソウル市庁前広場では本集会とそれに先立つ各種の事前集会が行われた。文在寅政権の労働関連公約の実現は後回しにされており、ロウソク革命へと登りつめた韓国労働者民衆の最大の要求である財閥解体には全く手が付いていないのだ。このような状況下で一七〇日目の高空ろう城闘争を続けるファインテック労働者の闘いや、労働者として法的保護を受けられず奴隷扱いされる現代ライフ生命特殊雇用労働者の労働権要求闘争、障害者も最賃が適用されねばならない労働者であることを宣言した全国障害者差別撤廃連帯の訴えなどが続いた。
 会場では事業所移動の自由を求める移住労働者の闘争ツアーバスの呼びかけなども行われた。キム・ミョンファン民主労総委員長は、「財閥体制の解体を実現し、労働者が使い捨てられる社会の変革のための武器として労働組合を組織し民主労総二〇〇万人時代を切り開こう」と呼びかけた。その後、集会参加者はソウルの鍾路大通りをデモ行進した。



 

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