共産主義者同盟(統一委員会)

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  東京・墨田で再審を求める狭山集会

  部落大衆、労組、僧侶、学生、在日など幅広く集まり大盛況





 石川一雄さんと狭山弁護団は、二〇〇六年五月二十三日、東京高裁に対して再審請求をおこないました。今年五月で狭山事件の発生から四十五年、当時二十四歳だった石川さんは六十九歳になります。第三次再審のたたかいで何としても「再審開始決定」を勝ち取り、一日も早く「無罪」を現実のものとしなくてはなりません。

 こうした状況の中、六月六日、東京の墨田区社会福祉会館において「狭山事件の再審を求める墨田集会」が開催されました。「えん罪をなくせ 新たなうねりを!」をテーマとした今回の集会には、部落解放同盟墨田支部をはじめ地元の労働組合や在日韓国・朝鮮人の団体・個人、また曹洞宗の僧侶や学生など幅広い層から約百五十名が集まり、会場に入りきれないほどの熱気で埋め尽くされました。

 主催の集会実行委のあいさつの後、解放同盟墨田支部の方から集会基調が提起されました。「えん罪をなくそうという世論が高まっている今こそ、第三次再審勝利をかけて全力で無罪を訴えていこう」と呼びかけがあり、「そのために、地域や職場から狭山現地調査に取り組もう。墨田集会を基点に解放運動連帯の輪をさらに広げよう」という提起がおこなわれ、参加者全体の拍手で確認されました。

 つづいて、「全国水平社・差別との闘い」と題したビデオが上映されました。内容は、全国水平社の結成に命をかけて起ち上がった人々のドキュメンタリーです。言葉では語りつくせない当時の苦難もさることながら、職業や結婚等日常生活のあらゆる場面で今も根強い部落差別が、百年以上も昔からずっと続いていることを改めて実感しました。

 その後、石川一雄さんと石川早智子さんから、第三次再審勝利に向けたアピールがおこなわれました。「日々の健康管理にも気を配りながら、最後の最後までたたかいます」「再審を求める街頭署名をおこなうごとに、多くの皆さんが協力・激励をしてくれます。これからも全力で無実を訴えていきます」という熱のこもった訴えに、会場から万雷の拍手が送られました。

 熱烈なアピールの後は、狭山構成劇です。狭山事件を題材とした構成劇は昨年の墨田集会で好評を博し、今年も取り組むようになったそうです。今回はえん罪をテーマとし、タイトルは「それでも私はやっていない」。警察による執拗かつデッチ上げに満ちた取り調べ、警察に対する狭山市民の冷たい態度、周囲からいわれのない差別を受けてきた石川さんの幼少時代……当時の映像や写真も間に入れながら、これらのシーンが迫真の演技で再現されていました。

 構成劇の終了後、解放同盟墨田支部手作りの檄布が石川さんに手渡されました。布の中央に石川さんの似顔絵と「石川さんは無実」の大きな文字、その周りには応援のメッセージがびっしりと書かれてあり、手にした石川さんは満面の笑顔で応えていました。

 参加者全員で「団結ガンバロウ」をおこなった後、場所を移して石川さんを囲んでの交流会が開かれました。解放同盟墨田支部の方お手製の料理をつまみながら、和気あいあいと交流をあたためました。参加した人たちからは「今日は家族全員で楽しみました。また次回も呼んでください」「今職場から差別をなくそうという取り組みを始めています」「劇の練習はしんどかったけれど、みんなに喜んでもらえてよかった」といった感想等が寄せられました。和やかな雰囲気に一雄さん・早智子さんともすっかりリラックスした様子で、「幅広い層で運動がこんなに盛り上がるのは珍しいねえ」と話していました。

                                                        (首都圏在住労働者)
                       

 

 

 

 

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