共産主義者同盟(統一委員会)

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  ■読者からの手紙     

  東京・荒川  統一マダンに参加して

  



  八月九日、第十六回「統一マダン」が東京都荒川区の小学校跡地で開催されました。テーマは「朝鮮半島の統一、民族の和解、平和なアジア、差別のない社会へ」というもので、大衆的なお祭りの中に重要な課題が盛り込まれています。主催は実行委員会で在日民主団体をはじめ、日本の労組、地域の市民団体、個人が参加しています。ステージは在日韓国青年らによる朝鮮伝統楽器と舞踊による民族文化の表現、民族学校生徒による朝鮮舞踊、テコンドー演武で、マダン(広場)の雰囲気を盛り上げます。マダンの周辺にはやきそば、チヂミ、韓国おでん、マッコルリなどが軒を競い人々が列をなしています。日本の縁日にはない光景で新鮮さを感じます。今年も千人くらいの人々が参加したようでしたが、突如として大雨が何度も降りステージが中断しましたが誰も帰る人はいませんでした。

 今年のメインステージ出演者の一人である韓流スターのクォン・ヘヒョ氏(冬ソナ)は校舎の軒下に人々を密集させました。彼のもう一つの顔である北の子供たちに栄養パンを送る広報大使として参加していることの意味を込めて、韓国民衆歌謡「朝露」を熱唱しました。核をめぐり南北の緊張、日本の敵視政策の厳しい情勢の中で、悲しみや試練を乗り越えて進んでいこうという風に聞くことができました。同じくパン工場支援の広報大使、キム・ウォンジュン氏の歌は朝鮮半島の統一への願いはもちろん、統一後の広大なユーラシア大陸を人々が自由に行き来することを夢描いた点が印象的でした。小雨の降りしきる中、共に雨に濡れながら統一を願う人々を見て、地域になくてはならない祝典として「統一マダン」が人々に熱く根付いてきていることを感じずにいられませんでした。最後は朴保バンドのパワフルなステージで幕を閉じました。

 改めて南北統一への機運、流れはどんな妨害があっても止めることはできないということを胸に刻みました。そして日本社会の真の民主化、変革のためには差別排外主義との対決は不可避であり、今回の「統一マダン」が共にたたかう仲間と国境を越え団結していく場としてあったことを確認したいと思います。

 

 

 

 

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