共産主義者同盟(統一委員会)

 

■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

ENGLISH

■リンク

 

□ホームに戻る

2009年・年頭のメッセージ(4)

 ■諸戦線からの闘う決意





 ●階級闘争の復権、左派勢力の再生、運動文化の創造を

   共産主義青年同盟(学生班協議会)



 同志・友人のみなさん!

 共産主義青年同盟(学生班協議会)より、二〇〇九年の年頭あいさつを送ります。

 昨年、私たちはアジアをはじめとした全世界の仲間たちとともに、G8洞爺湖サミット粉砕の現地闘争をたたかい抜きました。サミット直前には、公安警察による不当な弾圧もあり、文字通り戒厳体制を打ち破りながらの現地決起でした。その他にも、8・6広島、米原子力空母横須賀配備阻止、辺野古・高江現地支援、三里塚闘争、岩国闘争、女性への暴力糾弾、フィリピン連帯、韓国連帯、在日青年との連帯、野宿者支援などなどの諸課題・諸闘争を担いぬいてきました。それによって、少なくない学生たちが私たちの運動に共感し、運動に参加してきているという手応えを感じています。

 サブプライムローン破綻以降、世界中を食糧危機と物価高騰がおそいました。にも関わらず、帝国主義諸国の権力者とブルジョワジーたちは、この現状に対してなんら有効な手立てを取れていません。それは、新自由主義グローバリゼーションの無茶苦茶な推進によって、このような危機をもたらした張本人は帝国主義者どもであるからであり、資本主義の根本的な矛盾を表しています。さらに、昨年の秋に、リーマンブラザーズが破綻してから、全世界を金融危機がおそっています。「百年に一度」ともいわれるこの金融危機は、途上国の民衆の生活をどん底に追いやり、また「先進国」の民衆の生活をもぶち壊しにしています。すでに、自動車産業などでは三万人にのぼる期間工・派遣社員のグビ切りが断行されようとしており、年度末には八万五千人、今年中に四十万もの人々が職や住居を失うという予測もあります。さらに、過酷な就職活動の末に内定を取った学生に対する内定の取り消しまでも横行し、三百件を越えています。小泉―安倍時代の新自由主義政策で、雇用や福祉が破壊された上に、今度は未曾有の金融危機がわたしたちに降りかかってきます。

 このような激動する情況のなかで、麻生政権はもはや政権として機能不全にも等しい状態となっています。閣僚や首相本人による失言・もう言も重なり、多くの民衆が麻生政権を見限っています。腐敗と無能の自公政権の崩壊は時間の問題といえるでしょう。しかしながら、小沢民主党に期待できることもまったくありません。多くの人々が抱いている現状への不満・不安・怒り・危機感を、保守二大政党制に回収させるわけにはいきません。

 時代の大きな転換点に立っているという自覚のもと、今こそ私たちは、この間掲げてきた反戦・反差別・反グローバリゼーションの運動の内実をもって、広範な民衆のなかに分け入っていかなければなりません。

 私たちは、AASJAの仲間たちや三里塚闘争を最先頭で担う行動隊の同志とともに、停滞する日本の社会運動の限界を突き破り、階級闘争の復権、左派勢力の再生、運動文化の創造をかけて、〇九年も奮闘していく決意です。日本政府による一切の戦争準備を粉砕し、金融危機のもとでの貧困化攻撃を許さず、民族排外主義を突き破りながら、決起しはじめた広範な労働者、青年・学生、被抑圧人民、被差別大衆の運動と結合し、具体的な国際連帯を武器にして、危機にある日帝国家権力に打撃を与えるたたかいを展開していこうではありませんか!



●農地防衛・裁判闘争勝利、反基地・国際主義で闘う

日本反帝戦線三里塚現闘団

 全国のたたかう仲間のみなさん、三里塚現闘団より本年のたたかう決意を明らかにします。

 日帝―国交省―空港会社は、暫定滑走路の北延伸攻撃を激化させている。新誘導路建設にむけた夜間工事を強行し、すさまじい騒音振動を撒き散らしている。東峰住民の生活道路の一部、そして、国道五一号線のトンネル化も強行した。ジャンボ機を頭上に飛ばすという殺人的な攻撃をいよいよ行おうとしている。断じて許してはならない。

 さらに敵は、強制収用による土地強奪が不可能になったために、でたらめな裁判を次から次へと起こしている。本年二月より、新たな裁判が開始されようとしている。農地法をも悪用し、裁判所と一体となって、農地強奪を強行しようとしている。さらに、一坪共有地、現闘本部の撤去・強奪をも目論んでいる。こうした攻撃を絶対に許してはならない。現在、食の安全性が危ぶまれている中にあって、市東さんは安全でおいしい野菜づくりを長年続けている。三代にわたって精魂込めて耕し続けている土地は農民にとってかけがえのないものである。日本の農業の未来、農民の利害にたって勝利しなくてはならない。

 まず、第一に反対同盟のたたかう決意に応え市東さんの農地を守るためにたたかいぬかなくてはならない。裁判闘争に何としても勝利しなくてはならない。新誘導路建設阻止、暫定滑走路北延伸阻止を勝ち取っていく決意である。意気軒昂とたたかいぬく反対同盟とがっちりと連帯し、空港廃港まで突き進む決意である。
 第二に、反戦の砦=三里塚闘争を断固として守り抜く決意である。アジア・ゲートウェイ構想の下で、成田・羽田の一体的運用による首都圏の国際空港計画が狙われている。さらに、成田空港は指定公共機関とされ、軍事空港の役割が公式に与えられてきた。三里塚闘争の位置はますます重要になっている。沖縄をはじめ座間、岩国など全国の反戦・反基地闘争と三里塚闘争の結合を推し進めていこう。

 第三に、アジア共同行動を全力で支えぬき、アジア人民との具体的・実践的連帯を強化していく決意である。そして、同時に自国帝国主義打倒を断固たたかいぬく決意である。

 ピョントンサ(「平和と統一を開く人々」)との交流の成果を発展させ、国際主義の内実を打ち固めていく決意である。日本―韓国・アジアをはじめ全世界でたたかわれている軍事基地撤去のたたかいとの結合を推し進めよう。

 本年もともに勝利に向けてたたかいぬこう。



 ●労働者人民の利益の代表として、闘いの先頭に立つ

   統一委員会行動隊


 全国のたたかう労働者、学生、同志、友人の皆さん。統一委員会行動隊より二〇〇九年年頭アピールを送ります。

 米国では、民主党のオバマに政権が交代し、経済改革を行おうとしています。しかし、帝国主義の現実は何も変わらず、パレスチナで戦争を拡大し、アフガンで戦争を拡大しようとしています。米軍再編を進めています。

 日本では、小泉改革により、労働者の生活破壊、福祉切り捨てが進んでいます。生活保護の運用改悪、高齢者医療の改悪、非正規・派遣労働者の増加により、失業者が激増しています。一方で、軍備強化を進めています。昨年横須賀で原子力空母を強行配備し、辺野古では環境アセス法違反の調査を強行しました。各地にPAC3を強行配備しました。神奈川、岩国で基地強化を狙っています。自衛隊をスーダンに派兵し、インド洋での給油を継続し、派兵恒久法制定を狙っています。改憲を狙っています。

 三里塚では、有機・無農薬で意欲的に農業を行っている市東さんから農地を奪うことを画策し、政府・空港会社は市東さんを提訴しました。暫定滑走路を北延伸し、運用時間を延ばし、飛行回数を増やし、ジャンボジェットを飛ばし、東峰天神峰の住民をたたき出そうとしています。断じて許せません。暴力と札束で無理やり作った空港を廃止するため、反対同盟はますます意気盛んに、裁判闘争や実力闘争をたたかっています。反対同盟に学び、連帯し、たたかおう。

 フィリピンでは、アロヨの主導の下で、労組活動家や人権活動家の殺害や拘束が続いています。トヨタをはじめ日本企業も、争議の早期解決や争議の防止を求め、アロヨに圧力をかけ、蛮行を助長しています。フィリピン人民と連帯して、日本政府・日本企業に抗議し、人権侵害をやめさせよう。

 統一委は昨年、海外の仲間とともに洞爺湖サミット粉砕現地闘争をたたかいました。海外のたたかう仲間たちと会い、かの国での活動の話をきき、ともに行動すると、日帝打倒への決意をあらたにさせられます。横須賀空母配備阻止現地闘争、基地強化反対、米軍住宅建設に反対する岩国現地闘争をたたかいました。兵士によるフィリピン女性、女性への暴行に対する抗議行動を取り組みました。アロヨに対し、フィリピン大使館への抗議行動を取り組みました。辺野古座り込み行動に参加しました。反対同盟農家の援農に取り組みました。下層労働者の、自公政権への怒りが巻き起こっている中、今年は衆院総選挙が行われます。自公にも野党四党にも幻想を抱かず、統一委は、労働者人民の真の利益の代表として、反戦、反帝の先頭でたたかいます。基地を抱える地元の住民と連帯し、ともにたたかいます。行動隊は、反戦、反帝闘争の拠点、三里塚を現闘団とともに守り抜き、各闘争の最先頭でたたかう決意です。日帝打倒、革命勝利まで、ともにたたかいましょう。



 ●沖縄解放闘争の歴史的勝利を刻印する年に

   沖縄労共闘


 昨年わが沖縄労共闘は、例年にも増して米軍再編―日米軍事一体化攻撃との闘いをあらゆる現場で熾烈に闘い、沖縄人民の怒りと決起を組織してきた。同時に沖縄労働者人民の階級的指導部としての資質を高め戦術・路線を物質化してきた。

 昨年前半は、二月米兵による女子中学生暴行事件をはじめ相次ぐ米軍の事件・事故に対して、〇七年の9・29教科書検定意見撤回県民大会十一万人総決起の地平を受け継ぎ、抗議の3・23県民大会―政府中枢行動に総決起した。その地平の上に、5・15闘争の爆発をかちとってきた。

 後半においても、「沖縄の負担軽減」など全くの嘘で固めた在日米軍再編攻撃と対峙し、日米地位協定改定要求をかかげる沖縄人民の根源的要求=闘争に決起し、その最先頭で闘いぬいてきた。

 とりわけ、九月にはわが沖縄労共闘が現地豊原区民とともに主導的に闘いぬいた本部町自衛隊P3C送信基地建設阻止闘争の二十一年ぶりの勝利を刻印することができた。

 今日、ブッシュからオバマへの政権交代期におけるアメリカ帝国主義の危機管理を反映した反革命的軍事作戦が急ピッチで飛躍的に展開されている。

 昨年十二月に嘉手納基地を中心に強行された今年二回目の米空軍と米海兵隊の合同即応訓練強行しかり、勝連ホワイトビーチへの原潜寄港急増しかり、これらを背景に米軍の事件・事故はとどまることを知らない。

 同時にキャンプ・ハンセンでの陸自実弾演習と日米合同訓練に端的な日米軍事一体化も進行している。

 昨十月二十四日には名護市真喜屋区への米軍セスナ機墜落事故も起きた。十二月十三日に発見された金武町伊芸区での自家用車被弾も米軍の流弾であることは明白だ。

 米軍は日米地位協定を盾に事件の隠ぺいをはかり、日帝はそれを擁護している。これを差別軍事支配といわずして何というのか!

 本年は、一六〇九年薩摩の琉球侵略四百年、一八七九年日本・天皇制権力による「琉球処分」百三十年の節目を迎える。われわれは、沖縄人・沖縄労働者人民の自己解放闘争に責任を持ち、連帯する綱領的立場を鮮明にし、〇九年を沖縄解放闘争の歴史的勝利を刻印する年にする決意である。

 その重要な環は、いうまでもなく名護・辺野古新基地建設阻止闘争の大勝利をかちとることである。

 日帝は〇九年度予算で沿岸部埋立て護岸整備に二・五億円を計上するなど新たな攻撃を画策している。これがまったく無駄なあがきであることを、高江・ヘリパッド阻止闘争とともに現地闘争、沖縄―「本土」を貫く実力阻止闘争の展開で示してやろうではないか。

 この間の辺野古現地闘争へのすべての同志・友人の総結集に感謝の意を改めて表明するとともに、薩摩の琉球侵略四百年・天皇制権力の「琉球処分」百三十年弾劾! 日帝の反革命統合三十七カ年糾弾! 5・15沖縄解放闘争の大勝利をテコに断末魔の日帝―麻生自公政権打倒へ突き進もう!



 ●日帝の核武装を許さず、被爆者解放運動の前進を

   侵略反革命と闘う被爆二世の会


 昨二〇〇八年、われわれは日米両帝国主義の戦争策動、とりわけ米軍再編を破綻に追い込むために横須賀―岩国を貫いた闘いに立ち上がった。

 昨年九月二十五日、米原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀入港阻止行動に断固として立ち上がった。これは、被爆者解放運動にとって、歴史的な意義を持つ。一九五〇年朝鮮戦争で米帝が核兵器を使用しようとした時に、被爆者は共産主義者とともに、朝鮮戦争反対の闘いに米軍のプレスコード(=核兵器の被害の告発を社会的に隠蔽する弾圧政策)を打ち破って立ち上がった。その反帝国主義の闘いの歴史を引き継いでわれわれは、日米帝国主義を打倒する導水路として米軍再編を阻止する闘いに立ち上がったのだ。この間、沖縄や長崎県の佐世保や横須賀に原子力潜水艦や原子力戦艦の入港が相次いでいる。これは、日本の労働者階級人民と被爆者階層が一緒になって作り出してきた戦後の核兵器絶対否定の世論と行動をつぶそうとする攻撃だ。そもそも米軍再編とは、日米両軍が一体となって核武装する軍事体系であり、これを絶対に許してはならない。われわれは、被爆者・二世・三世の解放をかけてこれを必ず阻止する。

 第二に、十一月二十九日、三十日とAWC日本連主催の岩国反戦国際集会に決起した。岩国の反基地を闘う住民とガッチリと結合して、愛宕山に米軍基地を作らせないための労働者民衆の反戦の意志を強固に確認した。またこれに先立って、昨年五月五日に、米軍は米軍岩国基地の開放デーで、核兵器搭載可能の戦略爆撃機B52を航空ショーに参加させようとしたが、われわれ被爆者・二世・三世の反対の声でこれを中止に追いやった。米軍は岩国基地をアジア最大の基地にしようとしている。日本政府は岩国住民には騒音を軽減するためというペテンを使い、愛宕山を削り沖合いに基地を拡大した。それだけでなく、削った愛宕山を米軍住宅にしようとしているのだ。こんな欺瞞は許されない。岩国には多くの被爆者・被爆二世が住んでいる。住民と共に米軍再編を阻止し、愛宕山を住民のための生活の場にしよう。

 第三に、われわれは日帝の核兵器の材料となるプルトニウムを作り出す原子力発電所の推進政策と真っ向から対決している。原発は事故がなくとも、微量の放射線を常に周りに放出するし、定期検査や保守管理で命を削る被曝労働を必要とする。原発はクリーンでも無いし、運転すればするほど処理することのできない放射性廃棄物を大量に生み出す。これは最大の環境破壊だ。これ以上、原発を建設も運転もしてはならない。われわれは、青森県の六ヶ所村の再処理工場の稼動に断固抗議し、新潟の柏崎原発の再稼動を絶対に許さない。また、上関原発建設を絶対に許さない。地元住民や原発に反対する市民団体とともに田ノ浦の海の埋め立てを許さず、長島の山の破壊を許さない。断固として、阻止するまで闘う。

 第四に、われわれは原爆訴訟の全面勝訴に向けて、闘う。この闘いは、放射能による人間への影響が内部被曝も含めて、低線量であっても甚大な被害を与えることを政府にわからせ、その補償を勝ち取る闘いだ。原告全員の認定に向けて断固として闘う。そして、原爆症認定制度の抜本的改正を勝ち取る。それと同時に被爆二世にも被爆者援護法の適用を求めていく。その一歩として、被爆二世へのガン検診を実現させる決意だ。

 第五に、われわれは韓国・朝鮮人被爆者の在外(韓国や朝鮮民主主義人民共和国)での被爆者援護法の全面適用を要求する。侵略戦争に対する謝罪の意志表明として日本政府は、今まで放置してきたことに対する謝罪と母国での被爆者手帳取得や手当ての支給などを即刻無条件にすべきだ。それは、日本の労働者民衆がアジア民衆とこれから信頼関係を築いていく上でも重要なことだ。在外被爆者の闘いに結びつきともに闘う。

 最後に、二〇〇九年、われわれは被爆者・二世・三世の多くの仲間と共に侵略戦争も核被害もない世界の実現に向けて新たな被爆者解放運動の前進を作り出す。共に、日帝打倒に向けて闘わん!



 ●医療観察法、自立支援法の攻撃粉砕する闘いの発展を

   侵略反革命と闘う障害者青年同盟


 全国の障害者、精神障害者、健全者のみなさん!

 侵略反革命と闘う障害者青年同盟より年頭アピールを送ります。

 日帝―小泉により本格化した新自由主義、規制緩和政策等の横行によりすさまじい格差社会が形成された。麻生政権下、社会保障制度は壊滅的に崩壊し、労働者階級に未曾有の貧困、生活破壊と格差た強制されている。一切の矛盾を労働者階級人民に押し付け、その矛先を排外主義的に戦争動員へと導く日帝の戦時体制を断固粉砕しなければならない。路上に放り出され、生きるか死ぬかの選択さえ日常的に問われるという戦時体制が横行している。こうした現実を断固許してはならない。 とりわけ障害者総体に対しては自立支援法の極限的な矛盾が深刻な差別的現実を生み出している。

 東京のとある障害者の作業所では二〇一一年春までに行政からの運転資金の支給が凍結され、居住している障害者がたたき出される可能性も出てくるというとんでもない事態がまきおころうとしている。断じて許してはならない。

 また精神障害者にかけられた医療観察法は、差別抹殺体制としての保安処分体制攻撃をいよいよ激化させている。

 保安施設の建設が全国の反対運動のなかで進まない。「救援」四七六号に掲載された岡田康雄氏(精神科医)の記事によれば、国が豪語する指定入院医療機関の整備七百二十床に対し、昨年六月までに整備されたのは四百二十床である。当然「指定入院医療機関が一杯なので何人か外泊という形で他所に入院させ……」るという事態が発生しており、この先行的な事態に対して厚労省は、省令一三三号を発布し、最大半年変則入院ができることを認めているのだ。医療観察法適用を受けた精神障害者が保安病棟ではない一般病院に強引に押し込まれ、差別的な精神科医療を強制されているのだ。鳴り物入りで登場した制度そのものが完全に破綻していることを厚労省自らが暴露しているのだ。また医療観察法施行二年半ですでに八人もの死者を出していることは、まさに精神障害者に対する抹殺を目的とした差別法である事を如実に物語っている。全国で四百ほどしか保安病棟がない事を考えれば、すさまじい死亡率である。それにも係わらず法制度の維持にやっきになり、保安処分の実態的強化をますます画策する攻撃を粉砕しなければならない。障害者青年同盟はこうした戦時抹殺攻撃に断固闘い続けてきた。

 山口では岩国での反戦反基地闘争を最先頭でたたかい、韓国の障害者との交流をかちとった。

 首都圏では保安処分攻撃と対決し医療観察法を廃案にすべく都立松沢病院への抗議行動を闘い、また地域の反戦市民運動との結合などを闘いぬいている。

 こうした地平を防衛発展させ、戦争と差別と闘い障害者解放―日帝打倒を闘いとる決意である。
 共に闘わん!
 

 

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006-2007, Japan Communist League, All Rights Reserved.