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『戦旗』第1338号(2009年11月5日)




 沖縄・岩国・神奈川を貫き反戦反基地闘争の高揚をかちとろう

 岩国現地へ総力決起しよう   辺野古新基地建設阻止!

 労働者の反戦闘争決起を





 十一月十二―十三日にオバマ大統領が来日し鳩山首相と会談を行う。我々は日米首脳による反革命会談を絶対に許しはしない。さらにあろうことか、十二日は天皇在位二十年奉祝行事が強行されようとしている。十一月十二日、米軍再編と天皇制粉砕を掲げ、二つの闘いに断固決起しようではないか!

首都圏においては十一月一日に反戦闘争実行委員会が呼びかける集会とデモが闘われる。そして十一月八日には韓国労働者大会が行われる。日本からも集会参加に向けた派遣団が組織される。同日沖縄では県民大会が闘われる。さらに十一月二十一日に座間・厚木で反基地シンポジウムが闘われ、米軍再編に反対する大衆的包囲網が構築されようとしている。

 すでに十月二十日には、オバマ来日の準備である米国防長官ゲーツ来日を弾劾する米大使館抗議行動が反戦闘争実によって闘われている。

 我々は打ち続く十一月の連続闘争に断固決起し、そしてこれら闘いの地平をもって十一月二十八日、二十九日の岩国国際反基地闘争に結集する。怒涛の十一月連続闘争を闘い抜け! 米軍再編反対、プロレタリア国際主義の真価をかけて二十八・二十九日、岩国国際反基地集会に結集せよ!



  ●第1章 日米首脳会談反対! 米軍再編を粉砕しよう


 選挙公約に「普天間基地の県外移設」を掲げた民主党が、その方針を巡って大きくブレている。

 首相鳩山は十月八日の記者会見の席上において、「時間というファクターによって(マニュフェストが)変化する可能性を私は否定しない」と言い放ち、公然と選挙公約を反故にする立場を表明している。また北沢俊美防衛相は「事業が進んでいる中で新しい道を模索するのは極めて厳しい。県外、国外移設となると、かなり時間がかかる」と発言し、現状においては県内移設もやむなしとも取れる発言を行っている。

 我々はこれら発言を絶対に許しはしない。そもそも、権力を握ったとたんに「選挙公約」を反故にすることを党首が示唆するとは何事か。明らかに選挙公約違反であり、民主党は政権を握りたいばかりに沖縄人民と全国人民をペテンにかけたということである。別の角度から見れば、民主党はすでに名護新基地建設を想定した方針を立てているということの自己暴露でもある。

 この間の沖縄米軍基地問題において明らかになったことは、民主党というブルジョア政党には沖縄の基地問題を解決する決意も能力もないということだ。

 外相岡田は三重県津市での記者会見で、普天間の移設問題について「沖縄県民の理解と納得が必要だ。二〇一〇年度予算案との関係で年内に一応のめどをつけたいという思いはあるが、そう簡単ではない」(十月十七日付時事通信)と結論を来年に先送りする意志を明らかにしている。またこれに先立つ十六日に鳩山は、「(移設問題に関して)来年の名護市長選と沖縄知事選の中間ぐらいで結論が必要になってくる」(十月十七日『毎日新聞』)と述べ、来年一月の名護市長選の結果と七月の参院選の影響をにらんだうえでの先送り方針を明らかにしている。

 これら動きから確認すべきなのは、沖縄の普天間移設問題―名護新基地建設問題において、所詮はブルジョア議会政党でしかない民主党は軸足が定まらず右往左往するだけの存在だということだ。すなわち、沖縄基地問題解決に向けて重要なのは大衆運動の力でしかないということである。沖縄―「本土」を貫いた米軍再編反対運動のさらなる高陽こそが情勢を規定する力だということだ。

 このような状況下において十一月十二日にオバマが来日しようとしている。この来日の目的のひとつに、日帝に対する米軍再編に向けた圧力があることは間違いない。すなわち普天間移設―辺野古新基地建設の確認である。

 十月二十日に米国防長官ゲーツが来日している。十一月十二・十三日のオバマ―鳩山会談の下準備である。ここでゲーツは外相岡田と会談し、さっそく名護新基地建設問題に関して「現行案が唯一実現可能だ。日米合意に従って在日米軍再編を着実に実施することが必要で、できる限り早期に結論を出してほしい」と要請している。

 このゲーツ―岡田会談に先立つ十月十九日、米国防総省高官が名護新基地建設の滑走路を五十メートル沖合に移動させた場合容認も有り得る、と発言したことが新聞報道された。しかし、「一方高官は合意が履行されない場合『中期的には現状維持が続き、両国の信頼関係に打撃となる』と警告、県外移設など合意見直しに向けた再交渉を強く否定した」(十月十九日付『東京新聞』)ということである。米側の意志は明らかである。滑走路沖合五十メートルという瑣末な問題を名護新基地建設に向けた「妥協点」としながら、普天間県外移設は断じて容認しないということである。それだけ普天間移設―名護新基地建設は米軍再編の根幹に関わる問題だということだ。

 オバマ来日の主目的のひとつは普天間移設―名護新基地建設の確約であり、民主党に対する揺さぶりに他ならない。

 このような圧力が強まるなかでこそ、「県外移設・国外移設」を沖縄人民をはじめとする全国人民に「普天間基地県外移設」を公約した民主党に責任をとらせなければならない。公約を反故にしようする鳩山と米軍再編の意志一致を目的とするオバマに、基地撤去・新基地建設反対という沖縄人民の意志を徹底的に叩きつけていかなければならない!

我々はオバマ来日反対を米軍再編反対の闘いとして、全世界人民そして沖縄人民の闘いと結合したものとして闘おう!



  ●第2章 天皇在位20年式典反対、日米首脳会談反対に決起を


 また十二日には、自公政権の下で方針化された「天皇在位二十年奉祝行事」が民主・社民・国民新党の新政権によって強行されようとしている。我々は日米首脳会談と同時にこの奉祝行事反対の闘いに決起しなければならない。

 新政権による奉祝行事強行は、鳩山連立政権の本質が日帝ブルジョアジーの意思を体現し、天皇制・天皇制イデオロギーの強制をもって階級支配を貫徹するものでしかないということを明らかにしている。我々は昨年自公政権のもとで超党派の国会議員で組織された「天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟」に鳩山が名を連ねていたことを忘れてはいない。そもそも鳩山のキャッチフレーズである「友愛」なる用語は、天皇制のもとでの階級融和を意味している。すなわち、民主党であろうと自民党であろうと天皇主義政党であることに変わりはないということである。

 自公政権の瓦解という状況のなかで、右翼排外主義者どもが危機感を強めている。「在日特権を許さない市民の会」などの民間右翼が、民主党連立政権を「左翼政権」などと的外れの規定をした集会などを行っている。こうした危機感を深める民間右翼排外主義者どもが外国人排斥運動、朝鮮民主主義人民共和国敵対運動を進めると同時に、反天皇制と国際連帯を掲げて闘う部分に対して襲撃を行っている。

 今年八月における反靖国の闘いに対する右翼どもの襲撃を忘れてはならない。民族排外主義を打ち破り、反天皇の闘いを貫徹するということは右翼排外主義者どもの敵対を粉砕するということである。労働者階級人民の侵略戦争動員を許すのか否かという階級攻防が先鋭化する時代とは、民族排外主義との闘いが先鋭化する時代でもある。こうした時代において民族排外主義と闘うということは、論争一般だけではない。それは実力的攻防をも射程に入れた闘いとして設定されねばならない。

 すなわち、右翼排外主義者の敵対を跳ね返す密集した隊列をもって、集会・デモを貫徹していく闘いが意識的に求められるのである。これこそが民族排外主義を打ち破る実践的闘であり、かかる闘いを貫徹し得ない民族排外主義批判なぞ空語に過ぎない。

 我々は十二日、天皇在位二十年奉祝反対の闘いを日米首脳会談粉砕と一体のものとして闘う。恐らく首都東京をはじめとした主要各都市において警察権力による空前の戒厳体制が敷かれると思われるが、いかなる弾圧体制をも突破して二つの闘いに決起しようではないか! 民族排外主義者の敵対をはねのけて、政府主催「国民式典」と皇居前「国民式典」反対の街頭行動を闘おう!



  ●第3章 沖縄・岩国・神奈川の結合で、米軍再編を粉砕しよう


 米軍再編の根幹が揺らいでいる現在、全国の反基地闘争を結合した闘いの高揚が求められている。

 第一に確認しなければならないのは、沖縄人民の意志と闘いである。それは9・18沖縄県民集会、10・22―23東京行動、そして11・8沖縄県民大会―東京行動として爆発し、米軍再編攻撃を根底から追い込んでいる。まさしく反基地闘争に島ぐるみで決起する沖縄人民と結合し、普天間基地即時無条件返還―辺野古新基地建設絶対阻止を闘おうではないか。

 流動する情勢を受けて沖縄人民は11・8県民大会を決定した。十月十七日にその実行委員会の会議が組織され、国会・県会議員のほか労組・市民団体など約百名が結集した。「普天間飛行場の閉鎖・返還」などのスローガンを掲げて数万人規模の大会を目指すとされている。この11・8の位置付けは明らかだ。十一月十二日から十三日にかけてのオバマ来日に照準を据えて、普天間基地の無条件返還―名護新基地建設反対の意志を鳩山に突き付けていく闘いである。

 そしてオバマ来日当日には、沖縄からの東京行動も計画されている。このような巨大な大衆運動の力こそが、米軍再編を粉砕する力なのだ。

 第二には、このような沖縄の闘いと岩国・神奈川をはじめとする全国の反基地闘争の結合・強化こそ、日米帝国主義の軍事同盟を打ち破る大闘争を生み出すということを確認しなければならない。全国的反基地闘争の結合を意識的に推進していかなければならない。

 11・21には厚木・座間で反基地集会とデモが行われる。岩国から田村さん、そして沖縄から安次富さんを迎えたシンポジウムが行われる。我々は厚木・座間の闘いと結合して米軍再編反対を闘っていかなければならない。

 在日米海軍は厚木基地に所属している原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機部隊による陸上模擬着艦訓練を、九月二十四日から三十日にかけて硫黄島で行っている。この激しい騒音が発生する訓練の恒久的施設は未決定であるが、米側は気象状況によっては厚木基地での訓練実施を明言している。米軍はかつて〇七年五月に神奈川県上空においてこの訓練を強行したが、住民の苦情は都内からのも含め八百四件に上ったと言われている。まさに、騒音地獄さながらの訓練である。厚木基地での着艦訓練が強行されるとしたら、その下で暮らしている二百四十万人の人々が被害にあうことになる。

 そもそも厚木基地は「世界に類を見ない人口密集地帯の軍用空港」とも呼ばれ、空母艦載機が発する爆音によって住民は長年苦しめられてきた。民主党は「米軍再編や在日米軍基地についても見直しの方向で臨む」としながらも、座間・厚木の現状に関しては何ら言及していない。

 岩国では基地周辺住民四百七十六名が爆音訴訟を闘っている。その口頭弁論では「戦闘機が飛ぶと電話もテレビも聞こえない」「母乳を与えていた娘が孫の耳をふさいで覆いかぶさり、爆音が去るのを待つ。なぜこんな目に遭わなければいけないのか」と、基地による騒音被害を訴えている。そして岩国市民は「国にだまされるのはもうごめんだ」と精力的な基地反対運動を展開している。

 もはや民主党政権の米軍再編問題における責任放棄は明らかである。彼らは選挙公約として「米軍再編・在日米軍基地見直し」は口にするが、それを実際に解決することに関しては徹底的にネグレクトし、その責任を放棄することのみに汲々となっているのだ。

 その証しが沖縄であり、神奈川の厚木・座間であり、岩国の現実である。

 全国各地における反基地―米軍再編反対の闘いは巨大な奔流となって吹き出している。沖縄における島ぐるみの新基地建設反対運動しかり、厚木・座間市民の闘いしかりである。さらには滋賀県あいばのにおいても九月十九日に日米合同軍事演習反対の闘いが労組と市民運動の結集によって闘われている。

 これら全国各地の反基地―米軍再編反対の大衆運動の存在こそが情勢を規定しているのだ。大衆運動の高陽こそが具体的に政治を動かしていく根拠である。そして今、これらの反基地闘争の結合と更なる高陽が求められている。全国各地の奔流を巨大な潮流としていくことによって米軍再編を打ち破ることができる。全国の反基地闘争の結合と闘争強化こそ、日米軍事同盟を打ち破る大闘争を生み出すのだ。

 我々はそうした観点から11・28―29岩国国際反基地闘争の総決起をかちとっていく決意である!



  ●第4章 岩国国際反基地集会への全国総決起を実現しよう


第一に岩国国際反基地集会を国際共同闘争として闘っていこうではないか。

 九月二十六日から二十七日にかけて開催されたAWC第三回総会は全世界・日本各地から広範な層の結集もって成功した。そこでは新たな活動方針・新規約を採択するとともに、二つの決議を採択した。一つは「米軍再編計画に反対し撤回しよう―岩国基地の大強化反対―アジア太平洋地域の米軍総撤収を勝ち取ろう―AWC第三回総会決議」であり、今一つは「二〇一〇年横浜APECに反対する国際共同決議」である。両決議ともに具体的な行動―反対闘争を呼びかける内容になっている。

 すなわち11・28―29の岩国国際反基地集会は、国際組織であるAWCの第三回総会決議に基づいた闘いであり、国際的共同闘争の一環であることを確認しなければならない。その政治的位置付けは言うまでもなく、アジアからの米軍総撤収を勝ち取る闘いということであり、米軍再編とアジア規模で真っ向から闘うということである。すなわち、岩国国際反基地集会は反帝国主義の内容を貫く国際共同闘争そものものであるということだ。我々はこのAWC第三回総会の決議に基づいた国際共同闘争として、十一月岩国を闘う。

 第二に沖縄、神奈川、岩国の全国反基地闘争の結合として、十一月岩国現地の総決起を闘う。

 米軍再編との闘いでの情勢を切り開く鍵は民主党などというブルジョア議会党派の動向ではない。全国の反基地運動の存在、大衆的反基地運動の高陽こそが米軍再編と日米軍事同盟に楔を打ち込んでいることは明白だ。今こそ、全国の反基地運動の結合を大胆に推進し、もって米軍再編―日米軍事同盟を粉砕すべき時である。そのためにも、米軍再編と市民をあげて闘う岩国で国際反基地集会を全国反基地闘争の結合として闘っていこうではないか。

 第三に岩国国際反基地集会と同時に労働者反戦交流集会が同集会実行委員会の主催のもと開催される。この取り組みには全国の戦闘的労働者―労働組合が名を連ね、労働者―労働組合の反基地闘争の決起として闘われる。我々はこうした闘いを断固として支持し、そして連帯すべく全国総結集として闘っていかなければならない。同様に当日は学生戦線、女性解放運動における闘いの交流が行われる。

 岩国国際反基地集会は全国の反基地運動、労働者―労働組合、学生戦線、女性解放運動が自らの解放の展望をかけて結集する。そしてこれら闘いをアジア・世界規模の米軍再編反対の闘いとしてする集会である。

日本階級闘争の最先端がここにある! 全国の闘う人民は11・28―29岩国に結集しよう! そして全党員はその再先頭で闘い抜け! 十一月連続闘争に勝利せよ!



 

 

 

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