共産主義者同盟(統一委員会)


1552号(2019年7月20日)






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  米帝はイラン戦争重圧をやめろ

 制裁外交弾劾! 安倍政権打倒

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 全国の『戦旗』読者の皆さん、闘う仲間の皆さん。
 六月二一日、アジア共同行動日本連の招聘で福岡空港に降り立った韓国の闘う仲間が、福岡入管から不当にも入国を拒否され、全国各地での六月AWC集会と、大阪G20粉砕闘争への参加を阻まれました。アジア共同行動福岡の仲間は翌日にかけて、断固として空港入管に対する抗議行動に起ちましたが、それに恐怖した国家権力はいきなりの「出国命令」を発し、韓国の仲間は私たちとの合流を果たせないまま出国を余儀なくされました。しかし、帰国後直ちに記者会見を開くとともに抗議声明を発し、また、一連の六月AWC集会も、一部予定変更を余儀なくされながらも断固として取り組まれ、勝利しました。また、「G20大阪NO! アクションウィーク実行委員会」呼びかけの大阪G20粉砕の闘いも六月二八日、天保山公園から出発して会場のインテックス大阪へと肉薄するデモ行進を勝利的にやり切りました。
 安倍は大阪G20を「成功」と言い切り、その余勢をかって七月の参院選に臨もうとしています。しかしながら、米帝トランプのしかけた対中貿易戦争の影響で、日帝の経済指標も軒並み悪化しており、もはや「アベノミクス」は空騒ぎにしか過ぎなくなっています。
 私たちは米帝トランプの、イランや中国への戦争攻撃とそれに追随することをしかしない安倍への批判を強め、安倍の九条改憲攻撃を、心ある皆さんとともに闘って粉砕しなければなりません。

 ●1章 戦争攻撃を強める米帝トランプの挑発許すな

 大阪G20終了後の六月三〇日、トランプは朝鮮南北軍事境界線上の板門店(パンムンジョム)に姿を現し、朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)の金正恩(キムジョンウン)国務委員長と実質三度目となる米朝首脳会談を行いました。「電撃的に」行われたこの訪朝と会談では、七月半ばに実務者協議を行うことで合意したとされています。アメリカ大統領が朝鮮戦争の休戦ラインを自らの足で歩いて越えて共和国国内に入り、そこで金委員長と握手をして再度韓国側に戻ってみせるという姿は、疑いもなく衝撃的かつ歴史的なものであり、そこに朝鮮戦争の終結と平和への希望を見出そうとする南北朝鮮民衆や在日韓国・朝鮮人民の思いは、無理からぬものがありましょう。
 しかしながら皆さん、トランプという男は就任以来一事が万事この調子です。主にSNSで世界に対する「不意打ち」を食らわし、驚かせ、劇的な効果を狙うという手法を繰り返して来ました。その全ては、大統領として再選を果たすためだけのものであり、トランプにとっては戦争であろうと平和であろうと、自身の政治的野望、栄達のために弄ぶものに過ぎないのです。
 私たちは「6・30」の電撃的訪朝の一方で、トランプが、イランへの戦争攻撃と軍事挑発をしかけていることと、中国への一方的かつ大規模な経済制裁を発動し続けていることを、決して忘れてはなりません。金委員長との突出した関係づくりにも、共和国を中国から引きはがして取り込み、対中包囲網の一つとする狙いも透けていると言えます。
 またイラン情勢について言うなら、今般の緊迫をもたらしたのはまぎれもなく米帝トランプの側です。イランと、米英独仏中ロとEUとの間で、二〇一五年に成立した「イラン核合意」からの一方的な離脱を宣言し、経済制裁を再開したのが昨年の五月。他帝もそれを批判し、また国際原子力機関(IAEA)も「イラン側に合意違反はない」とする中で、トランプ政権は今年五月には空母エイブラハム・リンカーンを差し向けるなどの軍事挑発を強化し続けていました。
 安倍は双方の「仲介者」を装って六月一四日からイランを訪問し、ローハニ大統領らと会談をしたものの、そもそもが核合意離脱についてのアメリカ批判など全くしたことのない安倍を、イラン側はおよそ仲介者などとは認めず、安倍が持参したトランプの書簡を受け取らず、「米帝を交渉相手とは認めない」と言い切りました。当然といえば当然です。
 そのまさに同時期に、オマーン湾で何者かの攻撃を受けた二隻のタンカーのうち、一隻はパナマ船籍ながら日本企業が運行する船でした。安倍はすかさず「日本の船が攻撃を受けた。決して許せない」と息巻き、トランプもイランがやったことと名指しで非難。六月二一日には「イランへの攻撃命令を出したが攻撃の一〇分前に止めた」とツイッターでつぶやいてみせました。
 一連の過程で世界中の誰しもが、トンキン湾事件やイラク戦争前の「大量破壊兵器」疑惑を想起したはずです。米帝は戦争開始のためなら謀略すら厭わない、まさに〝ならず者国家〟です。そして安倍はそれに追随し手を貸すばかりです。安倍がイラン情勢をも、自衛隊の海外派兵や改憲に利用しようとしているのは明らかではありませんか。
 トランプのイランに対する戦争挑発を決して許さず、今こそ戦争反対の声を轟かせることが求められています。

 ●2章 イージス・アショア配備を撤回せよ! 
              辺野古新基地建設粉砕!


 本紙発行日に投開票を迎える参院選の秋田、山口両選挙区において、安倍政権を追い詰める焦点と化しているのがイージス・アショアの配備問題です。政権が配備を強行しようとしている二県で、防衛省による住民への説明会のデタラメぶりが次々に明らかになっているからです。ことに秋田・新屋地区が「適地」であると、他の地区と照合しながら説明するための資料の数値データはデタラメで、最初から他地区を検討などしてはおらず、「新屋ありき」でことを進めたことが明らかで、住民は怒っています。佐竹秋田県知事も繰り返し「配備計画は白紙だ」と突き放していますが、これに対して防衛省は、交付金を創設する考えだと報じられ「貧乏県ならいいと思っているのか。プライドの問題だ」とさらなる怒りを買っています。山口県でも七月三日、資料データ問題で「陳謝」に訪れた岩屋防衛相に対して、阿武町の花田町長は町を上げて反対であると明言しました。
 秋田と山口の双方とも、選ばれたのは共和国のICBMからグアム、ハワイを守るためであることも明らかとなりつつあり、アメリカの防衛のために両地域の住民を危険に晒すものに他なりません。それを血税を投じて購入するなど、許されるはずがありません。地域住民と連帯した闘いで、粉砕しましょう。
 七四回目となる六月二三日、沖縄の「慰霊の日」。玉城デニー知事はウチナーグチと英語を交えて、就任後初の平和宣言を行いました。知事選と「県民投票」で示された沖縄の民意を強調し、辺野古新基地建設の撤回を訴えました。しかしそれに対して出席した安倍は、恥知らずにも、辺野古の辺の字も口にすることなく「沖縄に寄り添う」と中身も何もない言葉を吐き捨ててみせたのです。会場から怒号が飛んだのは当然のことでした。
 日本「本土」と沖縄の戦後の歴史には大きな違いがありますが、安倍政権の下、住民と自治体に有無をいわせぬ基地機能の強化、戦争国家化には共通点が多く見出せます。沖縄辺野古と、秋田、山口で進行する事態は、帝国主義政府と軍隊がまさに人民の生命と相容れない本質をさらけ出しています。
 今こそ、「本土」―沖縄を貫いた連帯で、米軍基地や自衛隊基地の肥大化、強化を粉砕するのでなくてはなりません。トランプの砲艦外交を支え、地域の不安定要因とすらなりつつある安倍政権を打倒しましょう。改憲策動に今年こそとどめを刺し、戦争国家化を打ち砕きましょう。


 

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