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■5・4 警察・軍隊による流血の弾圧 韓国・平澤での強制収用徹底弾劾!★

 さる五月四日に韓国京畿道(キョンギド)平澤(ピョンテク)市の米軍基地拡張予定地域で韓国政府は第四次強制収用を警察のみならず国軍を動員し、流血の弾圧を行なった。計一万五千人の軍・警察が反対闘争の拠点である大秋(テチュ)小学校、ロウソク集会場のビニールハウスを無残に破壊した。播種を終えた農地は蹂躙され、「軍事施設保護区域」として鉄条網が設置された。現地住民と全国から結集した支援は決死的な抵抗闘争を展開したが、五百人以上が連行され、二百人以上が負傷した。

 軍事独裁政権への抵抗闘争である民主化運動の一つの結晶として誕生したはずの盧武鉉政権の本質が、労働者民衆に対する弾圧と抑圧と懐柔においてすでにはっきり現れていたが、それが安保問題においても改めて明確に示された。韓米軍事同盟を脅かす者は軍靴と警棒で無慈悲に蹂躙する――これが同政権の問答無用の意思なのだ。

 「第二の光州事態」という批判の声が上がっている今回の韓国政府の暴挙を、三里塚闘争などにおける日帝の手法を想起させる「参与政府」の軍を動員した血の弾圧を、そしてその民衆観を、われわれは徹底的に弾劾する。

 軍靴に蹂躙された米軍基地拡張予定地で、しかし、平澤現地住民と韓国の運動団体は反対運動の継続を確認し、高い闘争意志を示している。民主労総も自らの問題として組織的に立ち上がっている。米軍の世界的再編の一環であり、沖縄と日本「本土」に存在する米軍の再編と一体のものである平澤米軍基地拡張を阻止する課題は、その性格ゆえに、われわれ日本労働者階級人民にとっての課題でもある。

 韓国民衆の反戦反基地闘争との連帯をさらに強化しよう。沖縄・岩国など在沖・在日米軍基地反対闘争をさらに前進させよう。同時に、朝鮮半島の自主的平和統一を支持し、南北統一にとって最大の障壁である駐韓米軍を撤収させる韓国の粘り強い取り組みと結びつこう。アジア民衆ががっちり団結をして帝国主義の侵略反革命戦争策動を打ち砕こう。

 

 

平澤強制収用弾劾!韓国大使館前抗議行動(2006年5月13日)

 

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