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■東京/07けんり春闘勝利に向け全国実行委員会が発足

 

 二月一日、07けんり春闘全国実行委員会が発足した。安倍政権による改憲策動と格差拡大政策とたたかい「日本版エグゼンプション=残業代ゼロ法案」粉砕闘争の勝利的前進の只中にあってたたかう労働者の部隊の結成が宣言された。

 二瓶久勝代表幹事の開会の宣言に続いて中岡基明事務局長によるたたかう方針と行動が提起された。「健康で文化的な生活を全ての労働者に! 生活できる賃金を! 均等待遇実現! 長時間労働禁止!」「労働者を使い捨てにする労働契約法反対! 不払い残業を合法化する労基法改悪反対! 偽装請負を合法化する労働者派遣法改悪反対! 労働者のための労働法制の確立を!」「核も戦争もない平和な世界を・日本を! 平和と民主主義を守り、憲法改悪に反対しよう! 福祉きり捨て、増税に反対し、格差社会をなくそう!」とスローガンが提起された。二日には早速、労政審が「日本版エグゼンプション=残業代ゼロ法案」「労働契約法=労働者使い捨て法」という悪法「建議」をおこなおうとしていることに対する抗議行動を皮切りにした今春闘の統一行動が提起された。二月十六日には東京において各争議の解決を目指す総行動と国鉄闘争の「今こそ解決を! 具体的要求実現!」をめざす集会を行う。そして三月二十三日には「〇七春闘勝利! 労働法制改悪反対!」を掲げた中央集会を行う予定だ。その間各地方や地域におけるたたかいを集中させ、また滞日・在日外国人労働者の権利を守るための行動なども行う。まさに労働者にかけられている攻撃に対しての総反撃の行動に次ぐ行動が提起されたのだ。

 結成集会は、引き続いてジャーナリストの風間直樹氏が講演を行った。「雇用破壊の現場から」と題した講演では、氏の豊富な取材を基に日本を代表すると言われる企業が行っている脱法行為が次々と暴露された。シャープ亀山工場(三重県亀山市)では、ワンルームマンションでの共同生活を行いながら十二時間勤務の二交代制を六勤一休時給九百円〜千二百円で働かされる日系人労働者の実態が明らかにされた。若者の使い捨てや偽装請負を行い、そのことを追及されるや「請負法制(労働者)派遣法を見直してもらいたい」といなおる日経連会長でキヤノン会長でもある御手洗。こんな経営者たちを許してはいけない。彼らの望むように労働法制を改悪させてはいけないとの熱い思いが語られた。

 続いて、結集した各組合からの決意表明が行われた。全港湾からは、港湾労働への違法な労働者派遣をやめさせ、産業別労使協定を守らせるたたかいをストライキでたたかい抜いているという報告があった。全水道からは、公務職場で進む雇用破壊と合理化が、そこに働いている労働者のみならずサービスを受け取る市民の生活破壊に直結していることが暴露され、今春闘を全力でたたかう決意が表明された。公務非常勤の労働者からは、低賃金で使い捨てにされる実態が暴露され、労働組合に結集してたたかうことの意義が明らかにされた。滞日外国人労働者からは、「たたかうことは人間として当然のこと」とたたかう決意が表明された。そして、韓国と日本で解雇撤回を要求するたたかいを繰り広げている韓国山本の労働者から、勝利までたたかうという決意が表明された。最後に、藤崎良三代表幹事の音頭で団結ガンバローが行われた。

 〇七春闘の火蓋が切られた。労働者の怒りの前に敵資本家階級は早くも残業ゼロ法案の国会提出を断念せざるをえないところまで追い詰められている。更なる追撃を組織し、彼らの目論見を全労働者の力で木っ端微塵に粉砕しよう。いざたたかわん。

 

 

 

 

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