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■事前調査許すな!

シュワブ基地包囲に1000名

ヘリ基地反対協、闘争宣言発す

 

 四月二十八日、新基地建設阻止! 違法な事前調査許すな! 座り込み継続三周年・キャンプシュワブ「人間の鎖」行動が大爆発・大勝利した。あいにくの風雨をものとせず、ヘリ基地反対協の呼びかけに、名護市民を中心として市内外から一千名の人々が結集し、新基地建設阻止へあらたなたたかいの決意を打ち固めた。

 午後二時、合図とともに一斉に手がつながれ、基地に向かってウェーブやシュプレヒコールが繰り返された。キャンプシュワブ第一ゲート前は、海上阻止行動で国家権力と真っ向からたたかいぬくカヌー隊の仲間たちが陣取っている。本来ならば海上デモも同時並行して行われる予定だったが、悪天候で急きょ中止され基地包囲行動に参加したのだ。基地包囲行動は、合計三回実施された。その間、フェンス金網にリボンメッセージをくくり付け、シュプレヒコールを行い、新基地建設阻止、違法不当な事前調査糾弾、MV22オスプレイ配備阻止、米軍再編粉砕などを訴え、気勢をあげた。

 包囲行動を成功裏に終え、湧き上がる熱気の中、第一ゲート前で総括集会が行われた。主催者を代表して安次富浩ヘリ基地反対協共同代表が発言に立った。安次富共同代表は、四月二十四日那覇防衛施設局によって強行された「現況調査」なる事前調査、そして同日夜に仲井真「県」知事によって追認された「公共用財産使用協議書」同意を厳しく弾劾、海上保安庁・「県」警機動隊までも動員した権力一体となった攻撃を絶対に許してはならないと訴えた。そして、名護市民投票勝利、SACO合意粉砕の歴史的な二期、十年におよぶたたかいの地平を発展させ、第三期のたたかいも必ず勝利しよう、辺野古現地へあらゆる力を結集しよう、と檄を飛ばした。

 つづいて、糸数慶子社大党副委員長、赤嶺政賢衆議院議員、山城博治沖縄平和運動センター事務局長、当山栄平和市民連絡会事務局長などから連帯あいさつを受けた。さらにオジーオバー達が見守る中、命を守る会からは、体調不良の金城祐治代表に代わり富田晋事務局員が発言に立った。彼は今までのたたかいの地平を発展させるためにも若い世代の決起が必要と力強く訴えた。同じく二見以北十区の会共同代表の渡具知智佳子さんは、反対の声が封殺される現状に屈することなく、地元から声を上げ続けると決意を表明した。また普天間基地爆音訴訟団の島田善次代表は、「辺野古に基地をつくらせないために宜野湾市長選に勝利した」と伊波洋一市長の圧倒的再選を高らかに報告し、満場から拍手を受けた。

 集会は最後に、「海上でのたたかいの火蓋が切って落とされた。名護市民投票の勝利、ボーリング調査阻止闘争の勝利―海上基地の破綻―の地平を引き継ぎ、V字型滑走路―辺野古新基地建設の阻止を最後のたたかい、三度目の勝利とするために粘り強くたたかう」とする「闘争宣言」を採択し、新たなたたかいへの号砲を発した。

 

 

 

 

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