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■「東峰の森」本格伐採弾劾!

反対同盟が緊急現地闘争呼びかけ、怒りの集会・デモ

 

 五月十二日、三里塚芝山連合空港反対同盟の呼びかけによる「『東峰の森』本格伐採弾劾! 緊急現地闘争」がたたかわれた。会場の萩原進さんの清水の畑には、労働者・学生・市民団体など百十名余が結集し、怒りの集会・デモをうちぬいた。

 NAA(成田空港会社)は、暫定滑走路北延伸にかかわる新誘導路建設のために、東峰地区の営農を支える「東峰の森」の伐採工事を四月二十三日から強行し、工事を続行している。さらには、市東さんの耕作権裁判での反動的訴訟指揮、一坪共有地強奪裁判での抜き打ち結審など、空港会社と日帝国家権力は、あからさまな三里塚闘争つぶしの攻撃をかけてきている。この攻撃を断じて許さず、反対同盟を先頭に反撃のたたかいに決起したのだ。

 午後一時半すぎ、司会の伊藤信晴さんが「東峰の森伐採、そして裁判での反動的訴訟指揮は、反対同盟だけでなく全人民を愚弄することだ。この国家犯罪を許さず腹の底から決意してたたかう」とあいさつをして、集会は開始された。

 つづいて、北原鉱治事務局長が発言に立った。「空港会社の社長は、森を残すと約束をしておきながら、破壊してきた。これは人道上許せない」と空港会社を激しく弾劾。そして、「いま国会では、改憲へむけた法律などが、どんどん強行採決されている。このままでは、日本の未来はなくなってしまう。三里塚をたたかい、三里塚から日本の未来を切り開こう」と訴えた。

 萩原進事務局次長は、「商工会議所などが、暫定滑走路は二千五百メートルでも足りない、三千五百メートルにすべきだという決起集会を開いた。三千五百メートルにするということは東峰地区を抹殺する、死に追い込むということと同じ意味だ」と怒りをこめて弾劾した。そして、「全人民に訴えて大きな輪をつくろう。労働者・農民が今こそ一つになるときだ」と力強く訴えた。

 鈴木幸司さんは、「三里塚闘争は、安倍内閣を打倒する力を持っている。勝利するまでたたかおう」と発言した。

 つづいて市東孝雄さんが、「商工会議所の会長は、暫定滑走路を『三千五百メートルにしたい』などと言い放ったが、冗談じゃない。私の耕作権をめぐる裁判は、裁判長からしてひどい訴訟指揮だ。東峰の森伐採問題と一体に反撃していく」と強固な決意を明らかにした。

 反対同盟の怒りの発言につづいて、結集した市民団体、学生、共闘団体からつぎつぎと発言がおこなわれた。発言に立った統一委員会の同志は、東峰の森伐採工事強行を徹底弾劾。そして、「三里塚農民の農地を強奪・破壊して軍事空港を作ろうとしていることを断じて許してはならない。反対同盟に徹底連帯してたたかう」と発言。さらに「本日、三里塚とともに沖縄現地でのたたかいに決起している」ことを明らかにし、「沖縄―三里塚をつらぬいて日帝―安倍政権打倒をたたかいぬく」と決意表明した。

 最後に、鈴木健太郎さんの音頭による団結ガンバローで集会をしめくくり、いよいよデモ行進だ。デモ隊は、小見川県道から東峰地区の中をまわって「東峰の森伐採を許さないぞ」「市東さんの土地を守り抜くぞ」と力をこめたシュプレヒコールを響かせた。

 

 

 

 

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